月夜の晩のことでした【ωrωrd】 (ページ9)

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起きたら、昼である。
わお。

正確には11:00くらいなのでギリギリ...朝...朝かな...？？？と言う感じの時間帯である。
まぁセーフ(激甘判定)

眠気はないので仕事用の服にさっさと着替える。昨日とは違って予定があるからね！当たり前のことだね！

『《nepo(開け)》！』
着替え終わったのでさっさと部屋から出ようとした瞬間、上からなにかが降ってきた。
特に殺気もなかったとはいえ驚いて反応ができなかった。

「ぶーん！」
『ぇあっ！？』
「んふふwww元気そうやなwwwA！」

上から降ってきたのはゾムだった。なんで？？？

『うお...どこから降ってきたの？？？』
「そらダクトからや！」
『アレから？』

ここのダクトって人間が入れるような構造してた気がしない筈なんだけどなぁ？
なんとはなしに目を見てみるがそこには若草の色が楽しげに揺れているだけで魔法の痕跡は見られなかった。
不思議人間すぎない？

「というかなんか今日予定あるん？」
『このあと研究室に行くよ、えーと...チーノくんの眼鏡を直すんだよね』
「ついに会ったんや」
『あぁ...聞いてはいけない扱いらしかったね』
「...いやちゃうじゃないですか！」

やっぱ本当に隠そうとしすぎたんだ...(困惑)

「あ、まって本題忘れるところやった」

急にゾムが険しいというか真剣な顔をする。

『え？なに？』
「今日っていうか...しばらくA飯食ってへんよな」
『あ』

そういえば昨日も食べて...ないな、うん！
自覚すると意外と自分がお腹が空いていることに気づく。それにほんの少しだけ安堵した(・・・・)。

「ちゃんと飯食わなダメやで」
『ゾムママ...？』
「嫌やわお前みたいな子供」
『は？』

どうして...？
こんなに優しくて() 美少女() なのに...？？？

苦笑いしながらゾムは軽く右ポケットを探るとハンバーガーが紙に包まれて出てきた。なんで？？？(2度目)
しかも結構な大きさである。本当にどうやって...？

「ほら食べろや」
『大きくない？いや食べるけど...』

本当にゾムは不思議人間だなぁ...と思いながらハンバーガーをもそもそ食べる。あ、思ってるより美味しい。トマト入ってないけど。
というかゾムが持ってて結構大きかったかと思えば私が持つともっと大きいなこれ...。

食べ切れたものの普通にお腹いっぱいになってしまった。ゾムは普通に食べるのを見てただけだったが、これが食害コースで二個目が出てこなくて本当によかった。多分死んでた。