【男主】すげぇ！好感度バーだ！！！【ωrωrd】 (ページ1)

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1話　プロローグ　『新学期だ！』ページ1

ジリリリリリリ！！！！！！！！！！！

耳をつんざく爆音に思わず目が覚める。

なんでこんな馬鹿みたいに煩いんだ！？

なんて思ったけどそういえば昨日、明日は折角の高校新学期なんだから早く起きなきゃなぁ、
なんて思って目覚ましの音量を最大にしたのを思い出した。

そりゃうるせぇわ。恨むぞ過去の私。
というかそうだ高校始業式じゃん。そう思い慌ててベットからまだ重い体を引きずり、一階に降りる。

リビングに降りるともう既に母さんが用意した朝食がテーブルの上に置いてあった。さっさと洗面所で手を洗う。
椅子に座ってテレビをつけて今日の天気を見る。
うわっ、まだちょっと寒いのか。
そう思いながら口に食事を運ぶ。
サクサクと程よい焼き目のついたトースト。
そして香ばしい香りのコーヒを飲む。あとミニトマト。今日のは青臭くなく冷たすぎず、のちょうど良さなので当たりだ。

まぁそんなこんなで腹を満たしてさっさと制服に着替えて腕時計を身につけ、スマホを鞄に入れる。

昨日のうちに準備は終わらせてるし今日はどうせ午前中だけなのだ。
皆さんご存知の通りの説明と睡眠時間もとい校長先生のお話とやらである。なんであんなに長いんだ。
もう既に辟易しながら私は玄関を出た。

さっさと学校に着いて仮眠取ろうかなぁ、なんて思ったより起きるのが早かったせいでまだ重い瞼を擦る。

そんなことをぼんやり考えながら早歩きで学校に向かおうとしたその時、

「いいから早く詫びとしてカネ出せつってんだろォ！！！」

なんて恐喝する声が聞こえた。

その大きな怒声に思わず眠気はどこかに行ってしまった。
うっわ、ヤンキーかな...？関わりたくねーなんて思ってもこんなにバカ怒られてる奴の顔を見たくなってそっと声のする路地裏に顔を出す。