皆集まれェェエエ！！自由な私達の（非）日常的学園物語！3【オリジナル合作小説】

落ちた天使とおいしい紙。【いちごもち】 ページ22

黒い、黒い雲を切り裂く雷光。
今、まさにうまれたての天使は、それのように青い空をズバっと切り裂いている。
正確に言うと、切り裂くように一直線に落ちている。
叩きつける風に靡く服。そして、飛ぶには絶好調のときなのに使えない羽。
こんなときでも、彼女はすやすや眠っている。

ふと、顔にぺた、と紙が貼りついた。
「ん…?う、うわぁああ!?」
ようやく、"うまれて初めて"の言葉を発した。
しかし、初めての言葉を祝福しようとしても、もう遅い。
地面は大きく口をあけて赤子の体を食べようとしていた。

彼女はもう諦めた。そして、[自由学園 募集中!]と書かれた紙を
バリバリと山羊のように食べた。

「なにこれおいしいいぃいいいいいい!!!!!!」

みるみる力が湧いてきて、目にも強い光が宿る。
羽は、バーンと力強く空気を叩き、体を浮き上がらせた。
彼女は向かった。その自由学園と言う場所へ、おいしいものを求めて。


これが、fleshという一人の天使の生活と食べ物への執着の起源。

*****
初めてこの合作に参加させていただきました!!!
積極的にみなさんに話しかけたりする予定なので、
宜しくお願いします!!!

いちごもち

ある部屋にて。【真鵯恩希】→←えっ!?!!ご主人様!?!! 【妖狐】

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