皆集まれェェエエ！！自由な私達の（非）日常的学園物語！2【オリジナル合作小説】

恐怖【地獄狼】 ページ9

……っ！？

直後体に走る寒気。

全身の毛が逆立つような不快感と共に、生存本能が警鐘を鳴らしだす。

慌てて首を動かし、全方向を確認する。

何も居ないが、何か居る。確実にこちらを見ている。

警戒していると、今まで張り付いていた殺気は嘘のように消え、一気に体が軽くなった。

この感覚はどこかで経験したことがある。

どこだったか……。

……そうだ。間違いない。

百数年前。俺がまだまともな人間立った頃だ。

体に狼と九尾を融合させられた時と同じ……。

そうだ。『恐怖』だ。

今まで感じた事のない、少なくともキメラになってからは一度も感じなかったこの感覚を何故今になって思い出した？

……とりあえず、落ち着け。話はそれからだ。

自分に言い聞かせ、気持ちを整理する。

ただ今ので分かったのは、相当な力の持ち主が、この街で何かろくでもない事を仕出かそうとしている。そんな臭いがした。

「こりゃあ、しばらくは退屈とは無縁になりそうだな……。」

なぜか自然と笑いが込み上げてきた。

この時、俺は気づかなかったが。

この『殺気』を経験し過ぎたせいで、俺の体から狼の耳と九尾の尻尾が飛び出していたのだった……。

ーーーーーーー
あかん、また訳のわかない事を書いてしまった……。

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