再開【臨海林檎】 ページ39
鬼灯Side
ユーリアとユリの後ろを着いていく。
嗚呼、とにかく気分を害するのが得意な奴だ。
さっきユーリアから“鬼の虎”に宜しく、と思念が伝わって来た。
やはり〘読める〙のは勘付かれているのだろう。
まあ、それは置いておいて。
鬼の虎、……まだまだ若いが、妖達の長を務めているあいつの事だろう。
あいつの成長ぶりをこっそり覗くのが封印されていた時の唯一の楽しみだった。
偶に頑張りを労ってそっと虎__虎太郎に妖力を分けた事もあった。あの時の虎太郎の顔は見ていて愉快だったな。
妖力はまだ我に及ばないが、経験と考えの深さは肩を並べるものがある。伸び代のある奴だ。
ユーリアに怒りを覚えた事も忘れ、そんな事を考えていると、
ユーリア「あ、こたろーだ。」
ユーリアの声で現実に引き戻される。
こたろー…虎太郎がここに居るのか!?
我が孫のように思っておった若き虎。
…後ろから待って、だとか声がした時には、もう走り出していた。
本当だ。近くから強い力を感じる。
会ってみたい。
会ってみたい。
鬼灯「…っは、居た…っ」
我の拠り所は、意外と近くに居た。
何の運命か、虎太郎の付き人をしていた
嗚呼、ずっと会って話したかった存在。
鬼灯「あのっ!!」
余程我は気持ちが昂っていたのか、存外大きな声が出た。
▽▼▽▼▽
ひぇー、痣路不さんごめんなさい!
そして妖狐さん巻き込んだ!ごめんなさい!
そしてユリちゃんユーリア置いていってしまった!!本当すみません!!
……出来れば繋げてやってください…
偶然の重なりと置いてけぼり【痣路不】→←優しいご主人様 【妖狐】
5人がお気に入り
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
浮遊中のキノコ猫 - 天音さんが終わったらコメントします! (2018年7月1日 14時) (レス) id: ab1536bd99 (このIDを非表示/違反報告)
天音(あまね)(プロフ) - 更新しまーす! (2018年7月1日 3時) (レス) id: 6b8e28c33a (このIDを非表示/違反報告)
痣路不(プロフ) - 終わりました〜 (2018年6月30日 23時) (レス) id: 608e22f9ed (このIDを非表示/違反報告)
ユリ夜桜(プロフ) - 痣路不さん» 終わったからどうぞー (2018年6月30日 22時) (レス) id: ee2faa79c0 (このIDを非表示/違反報告)
痣路不(プロフ) - では、ユリちゃんが終わったら私も書きますかね (2018年6月30日 22時) (レス) id: 608e22f9ed (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ