皆集まれェェエエ！！自由な私達の（非）日常的学園物語！2【オリジナル合作小説】

気まぐれに【痣路不】 ページ13

ユーリアside


(なぁんかキョロキョロと忙しない子がいるなあ)

ユーリアがそう思ったのは、つい数分前のこと。何か気分が悪そうな、この学園の制服を着た誰か。恐らく生徒だろうが、何故かユーリアは「誰か」と形容した。
声をかけるべきか。それともスルーすべきか。悶々とどうでもいいことに思考に思考を重ねていたとき、声をかけるべきか悩んでいた相手がスッと表情を変えたのだ。
先程まで気分の悪そうな顔をしていたのがわからないほどの平気そうな顔。

(もしかして、痛い子なのかな？だとしたら救いようないんだけど)

失礼なことを頭に浮かばせ、何を思ったのかニコニコと笑みを浮かべながらその生徒に近付き、話しかけた。


「やっ、そこの君！なんか具合悪そうだったけど大丈夫？その制服を見る限り、僕と同じ学園の生徒だと思うんだけど…」


表情を伺いながら、やはりその顔には違和感のない笑みを浮かべたまま言葉を続ける。


「もしよければ、名前と性別、学園を教えてくれない？迷子なら、案内してあげるよ！」


やはり、ユーリアは食えない人間である。

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少し絡みたくてユリさんに話しかけちゃいました。
もしよければ続けてやってくださいな。

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