二十二 ページ23
「A!」
名前を呼ばれ振り向くと虎杖くんがいた
「おはよう。これから授業?」
「おう!Aは今日も任務だっけ?」
今日
高専に入ってからは任務の数が格段に増えた
今週もあと三日というのに座学を一日も受けていない
「頑張れ!」
「ありがとう」
早めに終わらせたらお昼はみんなと食べられるかな
_____________
「なー伏黒」
教室には虎杖と釘崎と俺の三人
今日もAはいない
何度も名前を呼ぶ虎杖になんだと返事をする
「Aだけ任務多くね?なんで?」
「強いからでしょ」
一年の中で一番等級が上のAが俺たち三人に比べて任務が多いのは当然だ
それを分かっている釘崎は当たり前じゃないと付け加える
「なになにー?僕の噂ばなしー?」
朝からテンションの高い五条先生が教室に入ってきた
釘崎は誰もあんたの話なんかしてねーよと冷たくあしらう
「Aの任務が多いのって何でかなーって話してたんだけど先生分かるよね!?」
そう期待の目を向ける虎杖
「学生たるものみんなで仲良く授業受けたいよねー!!」
そうだそうだ_となぜかぷんすか怒っている三十路
でも理由は俺も知りたい
「Aの階級は知ってるよね」
はい恵、と指される
「準一級です」
「そう!1ポイントォ!」
クイズ番組か
「準1級っていうのは名前の通り準一級呪霊を祓えるとされる実力を持つ階級
大体術師はこの級で頭打ちになる
僕は最強だからそんなところで止まってられなかったんだけどね☆」
うざいな
87人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:呉沢 | 作成日時:2020年9月20日 16時