少女は放火魔に恋をした様です。

第29話 密【おいだす】 ページ36

葛｢イタズラの内容？｣
A｢ジャヤも私も知っとかないとマズいから｣
葛｢ん、なぁる。あとシックスにはきっちり許可とったぜ｣
A｢なんて？｣
葛｢……私が殺す分もとっておきなさいって｣
A｢うぅっわぁ…………｣
あいも変わらずといった具合だなぁ。
というか私たちはほっといたら何しでかすか知ったもんじゃないしね。

葛｢いや非常に単純だ。Honzyou11で日本の──主にネウロの事務所の近くのパソコンやら電子機器を全部ハッキングする｣
A｢……!?｣
なんだろう、今この人すごいこと言ったよね。
葛｢んで、Honzyou11にお前らが電子ドラッグをつくった過程をプログラムした。それを改変したものを一からプログラムさせる(・・・・・・・・・・・)。時間かかるしな。その内容は……早い話殺し合いをしてもらう。もちろん、ネウロの前で｣
A｢！？｣

狼狽せざるを得なかった。いくら何でも無謀過ぎる。でも、それが可能なのが葛西だ。

葛｢そっから更にオプション装備してっけど、それはお楽しみ。どーだ？ネウロからしたら屈辱だよなぁ！目の前で餌の生産者(人間)が殺し合いしてんだぜ？｣


…………


A｢葛西｣
葛｢？｣
A｢それさ、暗殺と同時進行でやろ！だってさ、仮にネウロがこっち来たらそっちにも手間がかかるから─多分ネウロはそっちを優先するかもだし─魔力使う｣
葛｢仮にネウロが休んでたら？｣
A｢無論、人間が私たちに手間取ってる間にネウロが魔力を消費して更にピンチって訳！｣
葛｢……ああ、そうか！ジャヤに入力だけしてもらえれば後はオートだし、こっちに隙が生まれて暗殺も出来る、ってか！｣
A｢うん！じゃ、早速三人にメールまわすね！｣

三人とは勿論シックス、ジェニー、ジャヤだ。
皆快く了承してくれた。


私はただの葛西の
お荷物じゃない!


証明してやる！


○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
更新遅れてすみませんでしたぁ！○|￣|＿
要約すると
Aが葛西と段おじ暗殺
↓
同時並行で電子ドラッグテロ開始
↓
終わってネウロに魔力消費させてるうちにジャヤテロスタート
↓
フルボッコだドン！

って訳です。
ネタバレだけど殺しはしない。
ただとことんまで追い詰める。
次回！

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