遊郭へようこそ、金髪くん。【 我妻善逸 】

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ぎこちない動きで、私への愛撫を始める善逸くん。

形勢が逆転したままどんどん時が経っていく。私がしようと思っていた事を、逆に彼にやられている。どうにかこの状況を巻き返せないかと考えていると、一つの良いアイデアがパッと浮かんだ。





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……感じたとしても、耐えて余裕ぶってれば良いんじゃん。大人の余裕っていうのをかましてやろうじゃないか。



ナイスアイデア、と心の中でガッツポーズをする。
すぐに私は表情を笑顔に変えて、いかにも大人という感じを醸し出した。







「善逸くんってやる時はやる男なんだね、いいよ、そのまま続けて」

「……っ、き、気持ちよくないですか」

「……んー、どうだろうね」







善逸くんは心配そうな顔をして、より一層激しい愛撫をし始める。
その姿を可愛いと思う、けれど。




「(うううわああ………耐えろ声に出すな表情に出すなA！)」





正直に言うと、気持ちいい。
更に激しくなったせいで、それも少し倍増した。


……ほんとに、変にテクニシャンなのやめて欲しい。

唇を噛みしめつつ笑顔を保っていると、善逸くんが口を開いた。









「……ねえ、Aさん」







少しニヤつきながら、私の様子を伺うようにして。









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