個性の強い同級生 ページ9
_____ところで皆さんは、私の等級をご存じだろうか。
4級だと思ったそこのアナタ、残念だが不正解だ。正解は3級。私も知らない間に3級になっていた。なぜ。そしてこのことを考える度に脳内で師匠と直毘人さんがピースサインしてくるのも不思議である。なぜオマエらが現れるんだ。師匠はともかく直毘人さんは脳内にまで現れないでほしい。出てけ。
学生で3級ならまだ普通だと思ってた昔の私よ、その知識は間違いだったらしいぞ。
『え……なん、て……………え???』
「だから、俺も傑も特級なんだって」
『とっきゅー………』
??????????特級って雲の上みたいな存在じゃなかったっけ??呪術界でも片手で数える程度しか居ないんじゃなかったっけ??あの禪院家でも見たことないんだけど。
その特級が、同級生に2人?????ゑ???
「悟?Aといったい何の話をして…」
『ヒッ、特級…!?怖い!近づかないで…!』
「理不尽すぎる」
数日経てば、なんやかんやで少しは彼らにも慣れてきた私。お互い「A」「五条くん」「夏油くん」と呼ぶようになり、最初に作っていた心の壁もだんだんと無くなってきていたのだ。だが、ここに来て落とされた特級という爆弾で、再び彼らとの間に心の壁を作ることを決意した。もういっそ壁じゃなくてバリケードでも作るか。
脳内でバリケードが作られていると、ガラッとドアを開けて硝子が入ってきた。しょ、硝子〜〜〜!!アイツら特級なのヤバいんだけど!と同意を得るため駆け寄ろうとした私の背に、五条くんが声をかける。
「ま、硝子は反転術式使えるけど。しかも他人も治療できるし」
『………………………………………』
その言葉に、私は無言で足を止めた。おかしいな、反転術式使えて他人も治せる人って特級と同じくらい…ってか下手すりゃ特級よりレアじゃなかったっけ。嘘だろ硝子。硝子だけは私の味方だと思ってたのに。
ここまで来るともう分からない。この空間では、普通だと思ってた私が少数派だ。私が異常なのか?それともこの学年が異常なのか?
なんか、もう分かんねーわ。考えるのやめよ(思考放棄)
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おもち食べたい(プロフ) - 藍さん» あんまり良い扱いはされなかったんだろうなーということはなんとなく察してますが、主人公が言い出すのを待ってる感じですね。ただ、わざわざ自分から言うことでもないので、主人公が自分から言い出すことはしばらくないんじゃないかな…(たぶん) (10月1日 17時) (レス) id: 20bccc651c (このIDを非表示/違反報告)
藍 - さしす達は主人公の過去というか扱いとは知らないんですか? (9月30日 18時) (レス) @page36 id: 23ef5c5b40 (このIDを非表示/違反報告)
おもち食べたい(プロフ) - ふゆねこさん» ありがとうございます!不定期更新ですが、これからも頑張ります (9月10日 22時) (レス) id: 20bccc651c (このIDを非表示/違反報告)
ふゆねこ(プロフ) - 面白いですねぇ!更新楽しみにしておりますわわ!!! (9月10日 21時) (レス) @page11 id: cd0c30d1f0 (このIDを非表示/違反報告)
おもち食べたい(プロフ) - 日出さん» ありがとうございます!これからも更新頑張りますね (9月10日 18時) (レス) id: 20bccc651c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おもち食べたい | 作成日時:2023年9月9日 17時