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ザワザワと声が聞こえ、沈んでいた意識が浮上する。そのまま目を開けると、見慣れない天井が見えて。どこだっけ…とまだ完全には覚醒してない頭を回し、ぶっ倒れるまでの記憶をたぐり寄せた。
あーそうだ、だんだん思い出してきたぞ。ここ禪院家じゃなくて高専だ。情報量多すぎて気絶したんだった。起き上がって辺りを見回せば、ぶっ倒れたところから1ミリも動かされてないのが分かる。どうやら同級生は、初対面で気絶した面倒なヤツを放置することに決めたっぽいな。私でもそうする。
「あ、禪院さん起きた？」
『ヒョエッ』
「あはは、何その声」
キョロキョロしてた私に気づいた女子(ただし片手にはタバコを装備)が、私の顔を覗き込んできた。大丈夫かと心配した彼女が、軽く状況を説明してくれる。その説明をめっちゃ簡単に要約してみれば、どうしたらいいか分かんなくて放置しちゃった☆って感じだろうか。予想通りだな、うん。
ところで彼女の名前はなんと言うのだろう。私は名乗ったけど彼女の名前は知らないや。それが顔に出ていたのか、彼女は「家入硝子」と名乗ってくれた。
『あの、よろしくね。しょ…家入さん』
中学までのノリで、ウッカリ下の名前で呼びかけ慌てて名字に直す。彼女はさっき、私のことを「禪院さん」と呼んだ。初対面だし、ここは彼女に合わせておくべきだろう。
だが、またもや顔に出ていたらしい。「硝子でいいよ。私もAって呼ぶし」と名前呼びの許可が出た。ヤダこの人さっきからめっちゃ気遣ってくれるじゃん。好き。ゴメンねタバコ吸ってんの怖いとか思って。
彼女と話していると、五条悟(仮)と前髪男子もこちらに気づいたようだ。「大丈夫かい？」と聞きながら歩いてくる。
「私は夏油傑。こっちは五条悟だ。これからよろしく、禪院さん」
『ﾋｭｯ…』
夏油傑と名乗った彼の紹介に、思わず喉が鳴った。待て、ちょっと待ってくれ。今キミなんつった？そう、聞き間違いじゃなきゃ"五条悟"と聞こえたような…と五条悟(仮)を見た途端、彼から殺気を飛ばされる。
ご、五条悟……！本物の五条悟だった…！！無理無理ホント怖い！！私の勘違いであってほしかったよチクショー！
(こんなとこで私やってけんのかなぁ…(遠い目))
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おもち食べたい(プロフ) - 藍さん» あんまり良い扱いはされなかったんだろうなーということはなんとなく察してますが、主人公が言い出すのを待ってる感じですね。ただ、わざわざ自分から言うことでもないので、主人公が自分から言い出すことはしばらくないんじゃないかな…(たぶん) (10月1日 17時) (
レス) id: 20bccc651c (このIDを非表示/違反報告)
藍 - さしす達は主人公の過去というか扱いとは知らないんですか？ (9月30日 18時) (レス) @page36 id: 23ef5c5b40 (このIDを非表示/違反報告)
おもち食べたい(プロフ) - ふゆねこさん» ありがとうございます！不定期更新ですが、これからも頑張ります (9月10日 22時) (レス) id: 20bccc651c (このIDを非表示/違反報告)
ふゆねこ(プロフ) - 面白いですねぇ！更新楽しみにしておりますわわ！！！ (9月10日 21時) (レス) @page11 id: cd0c30d1f0 (このIDを非表示/違反報告)
おもち食べたい(プロフ) - 日出さん» ありがとうございます！これからも更新頑張りますね (9月10日 18時) (レス) id: 20bccc651c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おもち食べたい
| 作成日時：2023年9月9日 17時
