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正直なところ京都校に行かされるのかと思ってたが、蓋を開けてみると東京校だったのに驚いたのはここだけの秘密である。なんの思惑があるのか知らんが、私としても渡りに船なのでありがたーく行かせてもらった。やっと京都から、禪院家から離れられる!!!(歓喜)



実を言うと禪院家も一枚岩ではなく、私の東京校入学にもいろんな意見があった。さっさと遠くへ行かせたいヤツ、高専なら京都でいいというヤツ、そもそも高専に行く必要がないと考えるヤツ…etc.

でも結局、私のことを気にするだけ無駄だという意見と、どこぞの酔っぱらい当主の「東京校へ行ってこい」という鶴の一声によって、東京校入学が決定。気にするだけ無駄ならなんでそんなに揉めたんだよ。



こんなイザコザの結果、私は高専に入る時期が遅れた。ふざけんな。これぐらいの時期だと、すでに仲良い奴らでグループが作られてるんだぞ。グループに途中から入っていくの難しいんだぞ。オマエらのせいでぼっち確定じゃん、もぉ〜〜〜〜!!!









_____しかし、その心配は杞憂だった。




『ぜ、禪院Aです。よろしくお願いします…』




教室に入り、3人に自己紹介する。皆休みかと思えば、そもそも3人しか同級生がいないらしい。グループ以前の問題だった。クラスメートが少なすぎる。呪術師はあまりいないと聞いたことがあるが、まさかここまでだったとは。



担任の夜蛾先生が出ていくと、途端に訪れるシーンとした静寂。き、気まず………。さっき先生の強面にビビった時も気まずかったけど、それと同じくらい今回も気まずい。



とりあえず席に座ろうと足を動かすと、「おい」と声をかけられる。その声の方角を見て、思わず目を見開いた。白い髪に整った顔立ち、そして何よりグラサンの隙間から見える透き通った青い瞳。彼が全身から発する雰囲気は、まさに強者のそれで。




___そう言えば昔、一度だけ師匠の様子がおかしいことがあった。声をかけてもボーっとしていて、目も全然合わなかったあの日。



翌日、元通りになった師匠からは"五条悟"という人物と会ったことしか聞かなかったので、あの日2人に何があったのかは今でも分からない。ただ、流石の私でもその名前は知っていた。五条家に産まれた、六眼と無下限持ちの少年。



その人と会ったこともなければ、写真とかを見たこともない。でも彼を見た瞬間、本能が言っていた。




この男が五条悟だ、と。……………たぶんね(保険)

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設定タグ:呪術廻戦 , 超絶怖がり , 師匠はどこぞの術師殺し   
作品ジャンル:アニメ
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おもち食べたい(プロフ) - 藍さん» あんまり良い扱いはされなかったんだろうなーということはなんとなく察してますが、主人公が言い出すのを待ってる感じですね。ただ、わざわざ自分から言うことでもないので、主人公が自分から言い出すことはしばらくないんじゃないかな…(たぶん) (10月1日 17時) (レス) id: 20bccc651c (このIDを非表示/違反報告)
- さしす達は主人公の過去というか扱いとは知らないんですか? (9月30日 18時) (レス) @page36 id: 23ef5c5b40 (このIDを非表示/違反報告)
おもち食べたい(プロフ) - ふゆねこさん» ありがとうございます!不定期更新ですが、これからも頑張ります (9月10日 22時) (レス) id: 20bccc651c (このIDを非表示/違反報告)
ふゆねこ(プロフ) - 面白いですねぇ!更新楽しみにしておりますわわ!!! (9月10日 21時) (レス) @page11 id: cd0c30d1f0 (このIDを非表示/違反報告)
おもち食べたい(プロフ) - 日出さん» ありがとうございます!これからも更新頑張りますね (9月10日 18時) (レス) id: 20bccc651c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:おもち食べたい | 作成日時:2023年9月9日 17時

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