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師匠に稽古をつけてもらったおかげで、私はメキメキと強くなった………と言いたいところだが、私にはどうやら体術のセンスがなかったらしい。決して師匠の教え方に文句は言ってない。毎回ワケも分からずフルボッコにされるだけとは言ってない。なんなんだよ「見て避けて攻撃するだけ」って。私が師匠の動きを見切れるとでも？？
『し、師匠…その、もう少し"この攻撃ではこの防御"とか"呪具はこう使うべき"とか教えてほしいんスけど…』
「オマエ本番でそんな教科書みたいな戦い方が通用すると思ってんのか？臨機応変な対応が大事なんだよ」
『…………………………デスネ』
正論を言われた。なんかムカつく(理不尽)
でも基礎は大事じゃないですかね。え？それも経験積めば自然とできるようになる？そもそもマトモに習ってないから教えられない？嘘でしょコレで独学なの…？？(困惑)
師匠との特訓に禪院家の人々は気づいていたハズだ。というか結構あの人達の目の前で堂々とやっていたから絶対気づいてる。そしてそれを見かけるたびに、「落ちこぼれ同士でなんかやってらww」と鼻で笑っていたのは何があっても忘れない。いつかやり返してやる。『術式使えるクセに術式なしに負けてらww』って言ってやる。
そんな感じで、一応黙認されていた特訓に唯一ブーイングしたのが私を喜んでイジメていた従弟くんである。「甚爾君が俺やなくてAちゃんに稽古つけとるとかおかしいやろ」だの「甚爾君に色目使うとか卑怯やぞ」だの騒いでいるが、文句なら師匠に言ってほしい。だいたい色目なんか使ってねーよ。
…と、心の中ぐらい強気で言えたら良かったのだが、いかんせん私は怖がりなもので。当然従弟のことも恐怖の対象なので、何も言い返せずずっと黙って聞いていたら、ある日突然呪霊の群れに放り込まれた。は？？？？？？？？？？(混乱)
どうやら私の無反応に痺れを切らしたっぽい従弟くんが、父親にチクって私を呪霊の群れにぽーいっとすることに決めたらしい…ということを、放り込んだ張本人のクセに何故か帰らず遠くの安全圏から眺めている直毘人さんに伝えられた。安全圏とか助ける気ゼロかよ、この酔っ払いめ。人の戦闘を酒の肴にするんじゃない。帰れ。いや待ってやっぱ帰らないで助けて(切実)
(ちなみに、師匠も昔同じようなことをされたらしい)
(禪院家の落ちこぼれは誰もが通る道ってか？？)
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おもち食べたい(プロフ) - 藍さん» あんまり良い扱いはされなかったんだろうなーということはなんとなく察してますが、主人公が言い出すのを待ってる感じですね。ただ、わざわざ自分から言うことでもないので、主人公が自分から言い出すことはしばらくないんじゃないかな…(たぶん) (10月1日 17時) (
レス) id: 20bccc651c (このIDを非表示/違反報告)
藍 - さしす達は主人公の過去というか扱いとは知らないんですか？ (9月30日 18時) (レス) @page36 id: 23ef5c5b40 (このIDを非表示/違反報告)
おもち食べたい(プロフ) - ふゆねこさん» ありがとうございます！不定期更新ですが、これからも頑張ります (9月10日 22時) (レス) id: 20bccc651c (このIDを非表示/違反報告)
ふゆねこ(プロフ) - 面白いですねぇ！更新楽しみにしておりますわわ！！！ (9月10日 21時) (レス) @page11 id: cd0c30d1f0 (このIDを非表示/違反報告)
おもち食べたい(プロフ) - 日出さん» ありがとうございます！これからも更新頑張りますね (9月10日 18時) (レス) id: 20bccc651c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おもち食べたい
| 作成日時：2023年9月9日 17時
