禪院家の怖がりちゃん【呪術廻戦】

どうも、怖がりです ページ1

＿＿＿＿＿私は怖がりだ。

もう一度言おう。私は怖がりだ。



どのくらいかと言うと、当たり前(？)だが呪霊はダメ。呪具も怖い。大抵の人が可愛がるイヌやネコですら無理。皆がカワイイと撫でる理由が本気で分かんない。だって噛まれたり引っかかれるの怖いじゃん。正気？？(失礼)



何故こんな怖がりな性格になったのかは、だいたい予想がついている。私の育った環境のせいだ。………たぶん。流石に生まれつきじゃないとは信じたい。



私が育ったのは、この業界では誰もが知っている名家中の名家である禪院家。この家は良く言えば由緒正しく、悪く言えば………アッ待ってこれ以上言ったら殺される(ガチ)



まぁとにかく、古き良き…良き？禪院家の人間として産まれた私。親は物心ついた時にはすでに死んでいたので、後ろ盾のない私は雑用をめっちゃ押し付けられた。もっと簡単に言えばこき使われた。ふざけんな。



だが、私が反抗できるかと言えばそうではなくて。私は呪力はあっても"術式なし"だったせいで、当然のごとく嫌がらせの対象になった。特に1つ下のクソガ………ゴホン、従弟殿は嬉々としてイジメに来た。ふざけんな(2回目)




＿＿＿そんな私を不憫に思ったのだろうか、神様はヤッベー人とのご縁を繋いでくださった。その人の名前は禪院甚爾。呪力がゼロの代わりにスゲー身体能力を手に入れたとんでもねー人である。こーゆーの何て言うんだっけ、天与…天……天ぷら？(※天与呪縛)



この人が私なんかを気にかけた理由はとても単純。ただの気まぐれだ。…って本人が言ってた。



しかしながら、気まぐれだろうが何だろうが、私としては凄くありがたいワケで。この人、呪術はともかく体術はめちゃくちゃ強いからね。あまりの強さに怖がっていたのも懐かしい。…今でもまだ少し怖いけど(小声)



ちなみに呼び方が分からず"師匠"って呼んだら嫌そうな顔された。でも私ちゃんと見えてたからな、師匠呼びした時に耳が赤くなってたの。可愛いな、オイ。









(でも照れ隠しで投げ飛ばすのはヒドいと思う)

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