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善と悪 07 ページ8

you side.









今は深夜の一時

店長は紅茶を入れてくれたけど、

砂糖を入れるのは気が引けた









岸｢ 岩橋の居場所、掴めないの？ ｣

｢ はい … この前も入れ違いで ｣









私、いつになったら捕まえれるのかな









岸｢ そっか、大変なんだね ｣

｢ だけど、岩橋も捕まえられないけど
今日の事件の犯人もまだ捕まえられないんです ｣









私は店長に今日の事件について説明した









岸｢ そうなんだ … だけど、職場の人が
みんな何も話してくれないのは不思議だね ｣

｢ だけど、帰るときに手紙を拾ったんです ｣

岸｢ なんて書いてたの？ ｣

｢ 明日の昼、十二時に駅前で待ってます
必ず来てください … って、しかも警察宛 ｣









とりあえず行ってみるしかないんだけど …

なんか怖いな









岸｢ もしかしたら、犯人の罠かもしれない ｣

｢ そうだったらどうしよう … ｣

岸｢ 俺もついて行こうか？ ｣









店長は意外と筋肉もしっかりついていて、

すごく頼りになりそう









｢ ありがとうございます！ ｣









それから店長の部屋へ行き、

ベッドへ入った









岸｢ 電気消すね ｣









ルームシェアのおかげで、ベッドは二つあった









… けど、









｢ 店長、一緒の布団で寝てもいいですか？ ｣

岸｢ いいけど、どうしたの？ ｣

｢ さっき観た映画が怖くて … ｣

岸｢ ああ ( 笑 ) ｣









私は布団に潜り込んだ









｢ これで怖くな …… うわっ ｣

岸｢ こっちのが安心するだろ ｣









店長に抱きしめられた

こんなことされるの初めてだから驚いた









｢ お、おやすみなさい … ｣









私は緊張しながら瞳を閉じた

抱きしめる力が強くなった気がしたけど、

きっと気のせいだろう

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