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善と悪 23 ページ24

you side.









岩橋が逮捕されてしばらく経った

私は相変わらず店長の家にいる









岸｢ おはよ ｣

｢ おはようございます ｣









今日は岩橋の最期の日

テレビはそれで持ち切りだった









岸｢ Aちゃん … ｣









店長は優しく抱きしめてくれた

私も抱きしめ返した









以前なら胸がときめいたはずなのに …









これはやはり、岩橋はちゃんと血が通った人間だと

気づいてしまったからだろうか









｢ じゃあ、行ってくるね ｣

岸｢ 気をつけて ｣









警察署へ行くと、

最後の面会として岩橋に逢いに行った









｢ … 怖くないの？ ｣

岩｢ 別に怖くなんかない
俺がやったことは善だと思ってるからね ｣

｢ そっか … ｣







本当は一緒にいたかった

もっと話していたかった









だけど、時間は少なかった









( 面会は以上で終了する )

｢ あっ … ｣









立ち去ろうとする岩橋









岩｢ あ、ひとつ言い忘れてたことがあった ｣









そして岩橋は告げた









岩｢ 犯人は、君と一番近くて一番疑わない人
… 少年の足にはまだ大きすぎる靴だったな ｣









意味を考えていたら岩橋の姿は無くなってしまった









… 私は職場へと戻った









勝｢ A、ちょっといい？ ｣

｢ どうしたの？ ｣

勝｢ 今日、俺ん家寄ってかない？ ｣

｢ うん、いいよ ｣









久しぶりの勝利の家

なんかワクワクする









.









仕事が終わり、私は勝利の家へと行った









母｢ Aちゃん！お久しぶりね！ ｣

｢ あ、こんばんは ｣









相変わらずテンションの高いお母さん

私は勝利の部屋へ行った









勝｢ … ねえ、最近家に帰ってないみたいだけど ｣

｢ ちょっとね ………… うわっ ｣









いきなりベッドへ押し倒された

そして激しく唇を重ねる









勝｢ 岩橋に汚されたところ、俺が綺麗にしてあげる ｣









抵抗したくても男の力には適わなかった

そして私は勝利に身を委ねた

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