天姿国色 (ページ13)

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TY ページ13

TY

君は初めて出会ったときのことを覚えているだろうか

僕が練習生になりたてで練習が辛く、行き詰まっているとき

君と出会ったんだ

練習室で周りに追いつかないとと思って、がむしゃらになって踊っていたら

君は気づいたら後ろで見てた

冗談抜きで女神じゃないかと目を疑った

鏡越しで一目惚れなんて聞いたことがなかった

鏡越しで見惚れてる時

彼女が慌てて

『ごめんなさい、ついあなたのダンスが好きだったから』

甘くて、柔らかくて、優しい声

僕を夢中にさせるには十分だった

TY「、、、、、、、、、ありがと」

「ねぇ名前は？」

『A』

TY「俺テヨン」

「Aのこともっと知りたい」

俺とAはそれから、練習が終わったら出会った練習室でくだらない話ばっかりしてた

それが何より幸せで、だから練習なんて苦ではなかった

でも、君は突然練習室にも来なくなった

　周りのスタッフに聞いてもはぐらかされる

でも、彼女が見てくれると思いずっと頑張った

そして、NCTとしてデビューする上で紅一点がいると分かると少し嫌になってしまった

きっとその子はAじゃないと思ったから

でも、あの時恋焦がれた君が部屋に入ってきた時は

2度目の一目惚れをしてしまった

数年ぶりの君は美しさが増していて本当に人間かどうか分からなかった

でも君は泣く僕に対して微笑んで名前を呼んでくれた

ああどうして君は僕の弱みに漬け込んでしまうんだろ

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