【twst】人食いサメですけども【男主】 (ページ10)

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ジェイド「病人を置いていくんですか？」

『ジェイドなら1人で待てるでしょ？』

ジェイド「僕お腹空いてないです、」

『けどアズールのとこ行かなきゃ…』

ジェイド「スマホで言えばいいじゃないですか」

ジェイド・駄々こねリーチ
～稚魚を添えて～

ん？稚魚は添えるものじゃないか(？)

『分かった、分かったよ、ジェイド

じゃあ、お昼寝しようか！』

ジェイド「え？」

『昔死んだ兄ちゃんがね、寝れば大抵のものは治るって教えてくれたんだー、まぁ寿命には勝てなかったけど』

ジェイド「…けど、」

『じゃあ、俺も一緒に寝てあげる。
今日だけサービスね、何時もなら高くつくけど』

ジェイド「そういうとこ、アズールソックリですね」

『まぁ俺もそれなりに一緒にいるからねぇ』

失礼しまーす、とジェイドのベッドに入り込む。

うわ体熱いな…、38度くらい？

『ジェイド汗かいてない？着替えた方がいい？』

ジェイド「大丈夫です…嫌ですか？」

『俺は構わないよ』

…にしても、やっぱ長身2匹が1つのベッドで寝るのはやっぱ狭いなぁ…

自然と体がくっつく…いや別に気にしてないけど、なんなら何時もフロイドに締められてるし。

…ん？締められる…

『なるほど、その手があったかぁ』

ジェイド「な、なにが…って、A？」

『あはっ、今日の俺はァフロイドの真似してたんだったァ。

だから、ジェイドのこともギューって絞めちゃうね♡』

ジェイドとの距離はほぼゼロ、こうすれば少しは広がるでしょ。

ジェイド「流石に恥ずかしいんですけど…」

『ていうか、先に引き止めたのジェイドだしぃ、何されても言えないよねぇ？』

ジェイド「うっ…」

『よしよし、ジェイドはいい子だねぇ。
一緒に寝ちゃおっかぁ』

頭を優しく撫でれば、ちょっとずつ瞼が落ちていくジェイドの瞳。
あーあ、綺麗な金色が見えなくなっちゃうんだ…

ジェイド「…A」

『んー？』

ジェイド「＿＿＿＿」

『…えっ』

そういうと、ジェイドの目は完全に閉じた。

『…………だめだろ』

風邪のせいできっと頭が回ってなかったんだ。

うん、そうだ、きっと。それか変なキノコ食べたんだな。

…そうだよな？

『…アズールのとこいこ』

ベッドからそっと出て、俺はシフトの埋め合わせに向かった。

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「好きですよ」なんて…うそだよな？