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寮長「では、これにて説明は終わりです。一同解散」
その声と共に、新入生は自室に、2.3年は寮内に散らばった。
寮長「あ、そうだ。シューバン、とアーシェングロット。
少し話があるんだ」
『んえ?何?』
アズール「僕もですか?」
自室に戻ろうとするとスノー君に話しかけられた。
寮長「実は、新入生の部屋が足りなくてな…そこで、だ。
シューバンの部屋を新入生の部屋にして、アーシェングロット同室でもいいか?」
『え?いいよぉ?』
寮長「ほ、ほんとか?よかったぁ…」
アズール「待ってください、僕の意見は?」
『だって、どうせアズールいいよって言うじゃん』
アズール「そうですけど!!…はぁ、分かりましたよ、寮長」
寮長「分かった!じゃあ、今日はまだ今の部屋でいいから、明日には出てくれ」
『俺の扱いひでーねスノー君』
寮長「お前とは長いんだ、許せ」
まぁいいんだけど。それに、アズールと一緒とか楽しそう!俺がいなかった間の話とかたくさん聞けるもんね〜
アズール「本当、貴方は呑気な方ですね」
『まーね、けどサメちゃんはデリケートだから優しくね』
アズール「分かってますよ」
ヨシキリザメは非常に繊細なサメ。接触をあまり好まないんだよ?
けど、アズール達は別。アズールの吸盤なら大歓迎♪
3人は俺を怖がらなかったんだもん。サメの人魚は怖がられやすいからね。
『じゃあ、またね。アズール』
アズール「はい、A」
3人は友達。絶対に守らなきゃ。
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____その後、アズールが寮長になったころには、俺は3年生だった。
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