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『VDC…?』
アズール「ボーカル&ダンスチャンピオンシップの略です。貴方…3年生ですよね?」
『ちょ、ちょっとど忘れしただけだよ!流石に覚えてるって!!』
アズール「本当ですか?」
『ヴィルが同じクラスなんだ、最近やけに忙しそうだったから聞いたんだよ』
VDC…ここで優勝したチームの奴は事務所の人に声を掛けられてプロになる人も少なくないとか。
その中で目立つのがやはり、我が校ナイトレイブンカレッジ、そして…
フロイド「またロイヤルソードアカデミーの奴らと会うのぉ?」
アズール「それはそうでしょう。今年はナイトレイブンカレッジでの開催と聞いたので、彼らは来る側です」
『俺アイツらとは会いたくねぇんだけどなぁ…』
ジェイド「何かあったんですか?」
『いや…ちょっと前にね、元寮長のスノー君と一緒にRSAの奴らと軽くやっちゃってねぇ』
まぁ嘘なんだけど。シンプルに転校したんだから会いたくないって話なんよね。スノー君はその事知ってるけど。
そういや、スノーホワイトシクリッド君元気にしてるかな。今4年生で色んなとこ旅してるって言ってたっけ…後で連絡してみよ。
アズール「モストロラウンジでは交代制でドリンクの販売をしようと思います」
ジェイド「アズールは抜かりないですね」
アズール「人が多く来るイベント時は稼ぎ時なんです。このチャンスを逃がしてたまるものですか」
『流石アズール…何処までも守銭奴』
アズール「余計なお世話です。さ、早く自室に戻りなさい」
ジェイド「アズールも夜更かししなすぎないように」
『1時間たって来なかったら連行すっからねアズール。11時までには来いよ』
アズールは残りラウンジから寮に移る。
ジェイド「それでは、僕達はここで」
フロイド「おやすみぃA」
『うん、おやすみ。いい夢見ろよ〜』
手を振って2人を見送り、自室に戻る
ま、もう暫くは起きているだろうし、スノー君に連絡連絡〜
『…って、誰かから連絡かてる、誰だ?』
俺が連絡持ってるのは幼馴染3人と同じクラスのヴィル、後は元寮長のスノー君と元副寮長のクマノミ君位…あと誰だ?
『…げっ、そういや…この前無理矢理交換させられたんだっけ…』
着信履歴を見て、俺は一気にテンションが下がった、
だって…
『…チェーニャじゃんかよ』
俺が嫌いな、アイツからだった。
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