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アズール「Aッッッ!!!!」
ドアを勢いよく開けると、中には既にジェイドのフロイドがいた。
ジェイド「アズール、貴方もですか?」
アズール「…えぇ。Aは!?」
フロイド「サメちゃん、ヒトデみてぇに動かねぇ」
手遅れ…だった…?
…あぁ、この世はなんて理不尽なんだ。
生きなきゃいけない人間が先に死んでいく…
この最悪な世界は、誰が好んで作り上げたのだ。もしそんな奴が居るのなら、きっとソイツは皆に嫌われていただろう。誰にも好かれずに生きていたんだろう。
もう…ヤダなぁ…
ジェイド「…ール、
アズール」
アズール「…はい」
溢れ出る涙を抑えながら、ジェイドの話を聞く。
ジェイド「Aはまだ死んでいません。まだ、息をしています」
アズール「え…」
ジェイド「Aは助かるんです。絶対に、今諦めたらダメ。それこそ、彼が悲しむでしょう?」
アズール「…そう、ですね
絶対にAは死なせない。起きたら契約してやる」
ジェイド「ふふふっ…それでこそアズールですね」
フロイド「サメちゃん起きたら、ギュッて締めてやる」
まだ生きてるなら、絶対に叩き起こす。
毎回僕たちを置いてくなんて、本当酷いですよ貴方は。
…必ず、追いついてみせますよ。
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