【twst】人食いサメですけども【男主】 (ページ21)

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狩人ページ21

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ある日、いつも通りヴィルが俺の顔面を弄んでるときだった。

「やぁ！鮫の君(ロア・ドゥ・シャーク)！」

『おわっ？！…って、ルーク。脅かさないでくれるかな？』

ヴィル「そうよルーク、手元が狂うじゃない」

ルーク「それはそれは、失礼」

ポムフィオーレ寮副寮長、ルーク・ハント。

彼は狩人らしいが…人魚の俺からしたら、少し厄介な相手でもある。

『で、何が用？ルーク』

ルーク「いや、何やらヴィルが君に面白そうなことをしていたから気になってね！」

『ただの化粧ですよ、俺はしたくてやってるんじゃねぇけど…なんなら今すぐ辞めたい』

ヴィル「しょうがないでしょ、アンタは顔だけはいいんだから」

『ヴィル君酷くね？』

1年時はもう少し優しかったじゃん君。てか顔貸してやってんだからもう少し優しくしてよね！！！

ルーク「確かに、鮫の君(ロア・ドゥ・シャーク)は整った顔をしているね。普段どんなケアをしてるんだい？」

『ケアなんて、する訳ないじゃん。あんなベタベタした水、顔に塗るなんてぇ逆に汚くなりそぉ』

ルーク「ははっ、そうか、君は自然な海の美しさ…実にトレビアン！」

『まぁ…自慢じゃないけど、元々ヨシキリザメは容姿が綺麗なサメとして有名だからね。
自然にお顔も良くなっちゃうんですよォ』

ヴィル「まぁ、しっかりケアをしなければ、その綺麗な顔も台無しだけどね」

『18年間何もやって来なくてこの状態なんだ、平気だよ』

ヴィル「その半分は海の中でしょうが、人魚の体と人間の体は違うのよ」

『まぁ、それもそうね』

確か、人魚の粘液は美容にいいとかアズールが言ってたからな…

あ、そういえば、フロイド絞られてたっけ。で、それをヴィルが使ってるのか、何かシュール

『てか、早く終わらせてくんね？俺ジェイドのとこ行きたいんだけど？？』

ヴィル「あら、今日は放課後まで付き合ってもらう予定よ？アンタの美をもっと磨かないと」

『え、俺放課後はラウンジの仕事が…』

ルーク「大丈夫さ！さっき努力の君(ロア・ディ・フォート)に聞いたら、ムシュー・タンポポが代わりにシフトに入ってくれるらしいからね！」

『まさか最初からそれが狙いで…？』

ヴィル「さ、今日は帰れないと思いなさいよ！」

『ヴィルの鬼畜コーチ！！！！』

その後、俺はキッチリ、ラウンジ閉店時間まで付き合わされた。