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入学式 ページ3






『NRC入学式だぁ…まぁたあの長ったらしいの見なきゃなんねぇのか』




と、不満の言葉を漏らす式典服に身を包んだ少年。

彼はこの学園の二年生になるオクタヴィネル寮生、Aエーズ・シューバン。



一回目の入学式は自分の、そして二回目の入学式は先輩として参加していた。


Aは入学式の長さを知ってるからこそ不満を口に漏らしたのだ。



毎年約300人程の入学者を闇の鏡が1人ずつ魂にあった寮を見ていくのにどれ程時間がかかるか…考えるだけで頭痛が痛いと言いたくなってしまう。






A side



『んー、ちとばかし寝ますかぁ…レオナ君も寝てるし〜』



同い年のレオナ君はどうやら王族の第二王子様らしい。なんか複雑ソー



鏡の前に行く生徒をずっと見てると、なんかシャコガイ数えてるみたいで眠くなってきた



シャコガイが一匹…シャコガイが二匹…あーもう無理、寝よう。



スッと視界が暗くなり、そのまま意識を手放した。





























そういえば"あの子たち"も今年一年生か。

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作者名:Zeigen | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2020年12月10日 20時

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