それは、まるで＿＿＿【2】 (ページ6)

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1年後ページ6

そんな感じで一年たったある日…

「俺を海賊に入れてくれ！」

そう言って、とある子どもがこの基地の門を叩いた。

私とロシーは、ちょうど任務を任せられて外に出ていたが、トレーボルからそう聞いた。

というか、まあ、事の後に愚痴みたいな形で聞くことになったが…

トレーボル「んで、あのガキ、幹部にしてくれるからっていうんだぞ！鼻出るわ！べへへ！」

って爆笑する。いや、あんた鼻出てるやないかい！って突っ込みたくなった。

んで、時は約二時間ぐらい前に遡る

『ねえ、ロシー。センゴクさんになんか報告した？』

ロシ「…いや、特にねえかな」

ドフィに頼まれた任務を無事終えて、ロシーのナギナギを使って帰っていた。

『ん～だよね～…私ら幹部になったはいいんだけど、情報があまり入ってこない…』

ロシ「グルとか思われている可能性…」

『いや！流石にないだろ！？た、多分だけど！』

ロシ「ハハハ！そうだよな～だって、お前スパイ歴なげえしな～」

『まあな！っていうか、ロシーは隠し事苦手だよね』

ロシ「な！？いやいや、お前も大概だからね！？ってか、前ケーキ黙って食ってたの、自首してたじゃん！？(小さい頃)」

『あ～、あったな…ww』

騒いでいると基地が見えてきた。

けれども、何か騒がしい。

『…喧嘩してんのかな』

ロシ「いや、ねえだろ、流石に」

コツン…コツン…

階段をいつものように上がる。

バッファロー「にーん！トレーボル様ー！」

ベビー5「ディアマンテ様ー！」

子供らが私たちが帰ってきたと言う

『(なんだ？何か騒がしい…)』

扉を開けて、ロシーが先を歩く。

続いて歩いていると、

ドテーーンッとロシーがこけ、笑い声が響く。

『…おいおい、また笑ってたら…』

言うまでもなく二人とも平手打ちくらって撃沈…え、絶対痛いやつぅ…

ベビー5「紅茶です。熱いです。ガッシュさんもどうぞ」

そう言って紅茶を注いで持ってきてくれた。

ロシーは…

ロシ「ズズズッ…ブフーーーッ」

…言わんこっちゃないね

ディアマンテ「コラソン、ガッシュ、仕事は無事終えたのか」

そう言われ、私たちは頷く

ディアマンテ「じゃあ、売上をよこせ。金のことは誠実でなきゃいけねぇ」

…流石はドフィが称するほどの天才。考え方が違う。いや、そもそも誠実には普段なら言わないから、よほど気を付けているんだろうな

ディアマンテ「こいつらはここの幹部、コラソンとガッシュだ。ガッシュは特別幹部だ」