それは、まるで＿＿＿【2】 (ページ16)

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『ふああ〜…遅えなあ…』

今、私は子供たちを横目に雑誌を読んでいる。

ドフィたちのは出航準備でいないので、お守りを任されているのだ。

ベビー5「ねえ、ガッシュ。アタシ、お店行きたい！」

バッファロー「俺もダスやん！」

『お〜そうか。じゃあ行くか？…ロー、どうした？』

ロー「！…なんでも無え」

『…そうか…わかった！お前、可愛いって言われたことが気に入らねえんだな！？w』

ロー「ちげぇーよ！なんでそうなるんだ！！」

『ん〜？じゃあ、自分が可愛いってのは…「思ってねえよ！バカ！！」』

ローは、最近ずっと暗い顔をしている…

大体察しはついているのだが、私もどうしていいのか分からなかった。

ベビー5「もう！そんなに怒らなくてもいいじゃない！」

『オイオイ、まぁたそんなこと言ったら…』

…案の定、ローが睨み、ベビー5がベソをかいて私の服にしがみついてきた。

『はあ…あんまり喧嘩するなよ？お前ら』

と、私は苦笑しながら子供たちに言う。

そういえばロシーはどこに行ったんだ？

一緒に来ていたはずだが…

ベビー5「そういえば…」

ここでローの病気の話になった。

ローの病気は、中毒で治療法も見つかっていない

とても辛い物だと知っていた。

子供たちがいい子に話し始めたので、再び雑誌に目を通していたが

ここで初めて、私は衝撃を受けることになった。

ロー「トラファルガー・D・ワーテル・ロー」

『っ！今何て…』

雑誌から目を離した直後、ローがロシーに連れていかれるところが見えた。

なんだ。ぶらぶら散歩してたのか…

なぜかホッとした自分がいた。

でも、Dの名を持つってのはどうゆうことだ？

ロシーがいつか言っていた「神の天敵」とやらに、

何か関係があるんだろうか