それは、まるで＿＿＿【2】 (ページ13)

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番外編？ページ13

ある日の朝

『ふぁあ〜…あ、おはよう、ロシ、！？』

ロシ「……ちょっとこい」

今日は朝から怖い顔でロシーは私の腕を掴んで歩いた。

『何するんだ？朝っぱら報告っつっても、昨日ので全部だろ』

ロシ「…A、俺のこと、どう思ってるんだ？」

『どうって、何も…』

待て、これ明らかに様子がおかしい。

顔赤いし、息が少し荒い。

『…あ〜、お前、まあた熱出してんのか〜？』

ロシ「へ…まあ、なんだ。風邪だ。大した事ねえ。…！？」

『よし。戻るぞ〜』

ロシ「おい！立場逆〜！お前、女だろ！？どんな力してんだよ！？」

『女だろーがカンケーないね。俺は俺のやりたいようにするさ』

(ロシナンテside)

結構ドフィに心配されて自室に篭ることになってしまった。

「……」

今朝はいつこの思いを伝えようかと思い

躍起になってしまった。

『なあ、話は風邪治ってからの二の次だぜ〜？まあ、今話してくれても、「…くれ」ん？』

ロシ「どこにも、行かないでくれ。A。俺、不安で仕方ないんだ」

いつか、Aが奪われてしまうんじゃないかって。

俺は、ずっと、ずっと待ってるけど、怖いんだ。

怖くて堪らない。

『…フッハハ！なあに言ってんのさ。俺がどこに行くってんだよ』

ロシ「だよなぁ。ごめん」

『ごめん。じゃねえよ。ロシーはいっつも謝るばっかなんだな』

じゃあ、仕事するぜ。と出て行ってしまうA。

はあ…

また言えなかった。

いつになったら言えるんだろうか。