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段々と気温が上がってきて
そろそろ夏だと目を細める程の青空が見える頃
ゾムが猿山先生にちょっとだからと首根っこを引っ掴まれて連行され
帰るに帰れなくなってしまい
近くにある校舎の影に隠れるように立っていたのだが
ふとグラウンドの方で練習をしているサッカー部の様子が気になった
気になったというか、暇だから見ていたにも等しい
先輩の影響で若干強引に連れ込まれたショッピが参加している部活なので
ショッピが死にそうな顔をしてたら面白いだろうな、と探すと
存外普通に…上手い
パスを受け取って、的確に次の味方へパスをする
サッカーについては詳しくないけど
これは先輩に欲しがられるのだろうなって思うくらいだ
ピーッと音が鳴って、パチリと目が合う
駆けてくるショッピは珍しくその白い肌に汗を滲ませていた
「やっほー」
ショッピ
「何してんの」
「見てたの」
ショッピ
「…はよ帰らんと人居らんくなるで」
ショッピが言いたいのは
今のうちじゃないと同じタイミングで帰る人たちがいなくなって
部活帰りのタイミングじゃないといけなくなるって事だろう
ショッピはそういうところある
結構過保護というか…よく私の心配をしてくれる
「大丈夫だよ」
ショッピ
「気を付けてな」
頷くよりも
あ、と声が出るよりも先に
ショッピの肩に腕がまわった
？
「悪いんやけどウチはマネとか募集してへんし、練習に支障出るからあんま部活中は急を要さない以外話しかけんといて貰ってええかな
んと、一年の人」
ショッピ
「コネシマさん、アヤですよアヤ
ずっと言ってたでしょ、大丈夫なんでんな威嚇せんといてくどさい」
金髪
…金髪だ
パツキン…
ショッピ
「あかん、こっちは髪にしか目いってへん…
アヤ、この人俺が言ってた先輩のコネシマさん
んでコネシマさんには言ってた通りです」
コネシマ
「あぁ、中学ん時の…！
なんやすまん、じゃあええわさっきの無しで！
すまんな、変なのがマネ志望やったり…
ちょくちょく面倒なの来るから門前払いしてんねん、関係者以外」
すまん！と笑う彼は
青空のよく似合う快活な青年だった
さっきの威嚇とは比べ物にならないくらい
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滅華狂(プロフ) - あのヤンデレじみたzmさん描けるの尊敬します…これからも頑張ってください (3月12日 17時) (
レス) @page14 id: 268b73ad4f (このIDを非表示/違反報告)
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