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今年から高校一年生だ
入学式を先日終えて、遂に高校生の仲間入り
部活動とかは何にしようか
お金のことは考えて生活しないとな
勉強についていけるよう頑張らなきゃ
そう考えて教室へ入った直後だった
凄まじい音を立てて教室の後方にある扉から入ってきた男子生徒が一人
流石の音量に振り向けば
制服の下に着た緑色の派手な色をしたパーカーのフードを被っていて
少し長めの茶髪とそのフードの影の更に奥から
とても綺麗なエメラルドグリーンの瞳を覗かせた彼は
一直線に此方に来ていた
「は……」
ガタ、と椅子を鳴らして立ちあがろうとするものの
それより彼は目の前へと歩み寄ってきていて
立ち上がるにも上がれなくなってしまう
ふと首元を見れば二年生のバッジが付いている
パサリと落ちたフード
それは彼の誠心誠意を表すものなのか知らない
けれどそのフードを落とした彼は
綺麗な顔立ちに埋め込まれたそのエメラルドを此方に一直線に向けて、眼前に跪いた
そして…
？
「…なぁ、俺と付き合って」
名前も知らない彼は、真っ直ぐな瞳で此方を見ていた
今にも泣きそうだった
ザワザワと響めく教室も嫌だがそれ以上に…
彼は…
ガラリと教室前方の扉が開いて
ハッとそちらを見ればそこには担任の先生がいた
担任
「…あれ、鳥井お前は二年生だろ…留年したか？」
鳥井
「先生俺今一世一代の告白してたんやけど」
担任
「マジ？悪いな、戻れ
また猿山先生泣くぞ」
鳥井、と呼ばれた彼は小さく舌打ちをすると
そっと目を細めて優しい笑顔を浮かべて此方を見た
鳥井
「また後で改めて来るわ」
大きな手が優しく頭を撫でて
彼はフードを被り直し、そのまま教室を足早に出ていく
教室内の生徒の大半がポカンとその一連の流れに呆気に取られている中
先生だけが、青春だなぁなんて軽く笑っていた
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滅華狂(プロフ) - あのヤンデレじみたzmさん描けるの尊敬します…これからも頑張ってください (3月12日 17時) (
レス) @page14 id: 268b73ad4f (このIDを非表示/違反報告)
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