花開院本家 ページ38
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奴良組面々が京都に着いた頃、花開院本家では…
「どういうことなんだ！！
どうしてこんなことになったんだ！！
千年を生きる妖怪が復活！？
京都は妖怪に支配されました！？
なんて市民に伝えるんだ！？」
「この花開院家の信用も地に落ちた！！」
「弐條城は守れるんだろうな！？
陰陽師は妖怪のケーサツでしょうが！？
"天才の封印"ってのはどーなったんだ！？」
そこには京都の市長、府知事、そして府警が花開院の当主やその面々に問い詰めていた
「天才？誰のことや？もしかしてボクのこと？」
「ああ〜ん？」
「みんな一応頑張ってるけどね〜
さすがにボクの封印も四百年が限度や♡」
「何だ？誰だこいつは……」
緊張走る部屋に似つかわしくない呑気な間延びした声
「秀元や♡」
「！？何言ってる？秀元はこっちだろ！？」
「だから……十三代目秀元や」
笑ったその若い男は人とは違う空気をまとっていた
「このゆらちゃんに呼び出されて現代復活♡
ま…式神やからこの子に動かしてもらわなしゃべるくらいしか出来ひんけどな♡
な、ゆらちゃん」
「……それはえーけど、なんでずっと出っぱなしなん…」
「な…何！？十三代目？」
「何言ってる？
あんたたしか二十七代目…何年生きてんだ！？」
彼らの言い分も最もだが、十三代目はちゃんと式神だと言ったので実際にここで生きている訳では無い
だがこうして無駄話をしている暇もないため、十三代目秀元は集めてもらった花開院の陰陽師たちの前に立つ
「おーみんなあつまったなぁ」
この男は花開院の中では伝説とも言われる男だ
故に破軍で式神としてよみがえったことに皆ザワついていた
そんな中、十三代目秀元はケロりと言いのける
「あ、まず最初に言うとくと最後の封印弐條城は落ちます」
「「「「………………………………」」」」
「あの女狐ホンマ強いで〜
その野望に集まる部下もド主役級ばっかりや♡」
「そんな……」
「だいたい千年を生きる大妖怪共に人間が勝てる道理があるわけないやん！ハッハッハ」
こんな状況でこうも笑えるコイツは死人ゆえなのか、元からの性格からなのか
それは知らないが、兎も角今を生きる人間たちは苛立ちを覚えた
「な…なにィ〜！？」
「あの城はくれてやればいいねん。
アッハハハハハハ
────だが奴らはそこで守勢に回る」
一瞬にして空気が変わった
ケラケラと笑っていたのに、ガラリと真剣な空気になった
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(名前)ことみ(プロフ) - いつも、楽しく読ませてもらってます！ぬら孫の転生のものを探していてこの作品に出会い更新が来るたびにすごくたのしみにしてます！！これからも作品楽しみにしてます！！ (2020年1月4日 20時) (
レス) id: eb62bdd2ac (このIDを非表示/違反報告)
キカ - 明けましておめでとうございます！今年も楽しく読まさせていただいてます！次が楽しみです！更新頑張ってくださいね！お体に気をつけてください。応援しています！ (2020年1月2日 1時) (レス) id: 2047e5dc6b (このIDを非表示/違反報告)
江(プロフ) - ムクロさん» ムクロ様、コメントありがとうございます！気に入って頂けて光栄です。これこらもよろしくお願いします！ (2019年12月4日 23時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
ムクロ(プロフ) - コメ失礼します！むっちゃ面白い！凄ェ！ 面白すぎて1から一気読みしてここまできましたwこれからも更新頑張ってください！応援してます！ (2019年11月29日 19時) (レス) id: 1f680d1d0e (このIDを非表示/違反報告)
江(プロフ) - 神威さん» 神威様、コメントありがとうございます！いやいや、文才なんかありませんからマジで…でも気に入って頂けたのなら嬉しいです！ぜひこれからも愛読よろしくお願いしますm(_ _)m (2019年11月29日 16時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：江
| 作成日時：2019年11月14日 23時
