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イタクは多分私に何かをして欲しいのかもしれない
そう思った私は落下する中向かってくる天狗をひっ捕らえて何とかライドオンし、首の長い妖怪を見る(天狗は暴れるので沈めながら数人乗り換え)
「やらせるかよ〜」
「こいつ…………!!
こいつを斬らないと…
スピードを落としても…船が大破してしまう!!
…ってA様!?」
私はライドオンしている天狗を踏み台に飛び上がり、また首を伸ばす細長い妖怪の目の前へ行った
「!貴様……」
その妖怪は私が突然出てきたことに少しばかり驚いた様子を見せる
というかさぁ………
「ビロビロ伸ばしてんじゃねぇよその首ッ
首無に少し分けてやらんかァァァァァい!!!!」
「ゴフェッッ」
「えええええ!?!?
そんな首いらないです!!!」
「イタク!!!」
「あぁ!」
上へと木刀でその細長いやつを思い切り殴りあげ、その首をイタクが容赦なく切り落とす
その妖怪は絶命し、再び落下していく私をイタクは掴んで首無の元に置いた
「オレの鎌の前で首なんて伸ばしってからだ」
「いや打ち上げたの私なんだけど」
「よくわかったな。あれで」
「視線があった運命感じたゾ☆」
「お前の首も切るか」
「オイオイオイ」
「A様…イタク…」
「カッコウのえじきだ京妖怪。バァカ」
「イタクの京妖怪嫌いは筋金入りだからなぁ」
そしてイタクは休むことなく得意の木の薄皮の紐を作り船に絡めさせる
そんな中、首無の方へと向かってくる天狗が一匹
それを私は問答無用で木刀で叩き落とした
バギィッッ
「ブンブンうるせーんだよ、ハエか」
そう言ってやれば簡単に煽られた京妖怪たちはまた一匹、また一匹とどんどん向かってくるのを手の離せない首無の代わりにぶっ飛ばす
「たっく本当にうるさいな。
つーか肩慣らしにもなりゃしない。
刀抜く気にもなりゃしない」
京妖怪も言うほど強かないんだなァ
イタクの木の皮で作った網でなんとか速度は落ちたが、それでも宝船は止まらない
更に宝船本体はもう気絶していてただの船同然だ
そんな時、リクオが川があるとそこを指す
「!!鴨川…イタクあそこに落とすぞ!!」
「命令すんな!気づいてたよ!!
姉しっかり捕まっとけ!!」
「どこに!?」
「オレでもこいつでもなんでもいい!!」
「じゃあどっちも!!」
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(名前)ことみ(プロフ) - いつも、楽しく読ませてもらってます!ぬら孫の転生のものを探していてこの作品に出会い更新が来るたびにすごくたのしみにしてます!!これからも作品楽しみにしてます!! (2020年1月4日 20時) (レス) id: eb62bdd2ac (このIDを非表示/違反報告)
キカ - 明けましておめでとうございます!今年も楽しく読まさせていただいてます!次が楽しみです!更新頑張ってくださいね!お体に気をつけてください。応援しています! (2020年1月2日 1時) (レス) id: 2047e5dc6b (このIDを非表示/違反報告)
江(プロフ) - ムクロさん» ムクロ様、コメントありがとうございます!気に入って頂けて光栄です。これこらもよろしくお願いします! (2019年12月4日 23時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
ムクロ(プロフ) - コメ失礼します!むっちゃ面白い!凄ェ! 面白すぎて1から一気読みしてここまできましたwこれからも更新頑張ってください!応援してます! (2019年11月29日 19時) (レス) id: 1f680d1d0e (このIDを非表示/違反報告)
江(プロフ) - 神威さん» 神威様、コメントありがとうございます!いやいや、文才なんかありませんからマジで…でも気に入って頂けたのなら嬉しいです!ぜひこれからも愛読よろしくお願いしますm(_ _)m (2019年11月29日 16時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:江 | 作成日時:2019年11月14日 23時