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白蔵主がいるのに攻撃してくるとは何事か
そう思っていると、変な模様の細長いやつがでてきた




「何が大将だ!!
そいつはもう我らの大将ではない!!
最初っからこんな船など落とせばよかったのだよ…
馬鹿につきあわされた!!」




細長いやつは全身が伸びて宝船を締め上げた
それにより今度こそ乱戦になり一気に騒がしくなる




「結局こうなるのかぁ」




仕方ない、と突っ込んできた天狗に向かって木刀をフルスイング




「うーん、ホームラン…いやスリーベースヒットかな」

「Aなにアホな事言ってんだよ!?
妖怪になって片っ端からぶっ潰せよ!!」

「淡島私の事なんだと思ってんの」




一応妖怪化しとくかと姿を変えると、どうやら日の出の時刻だったようであ、これ秒で戻るやつ??と思いながら朝日を私たちは浴びた
しかし、姿がもどる様子がなく不思議に思ってとほぼ隣にいる淡島やイタク、リクオを見るとそっちも夜のまま




「おい!!リクオ、A見ろ!!」




驚きの含んだ淡島の声に私とリクオは言われた通り手すりに手をついて下を見た




「………どーなってんだ?こりゃ………」

「なにこれ…………」




下に広がっていたのは、日本でも有数の観光名所である京都のはず
けれど、そこには京都などとは思えない光景だった
黒雲がたちこめ妙な雲の柱のようなものが空へと突き抜けている

しかし、私たちとて今はそれどころじゃない
このままでは京都の町に突っ込んでしまう
鴆の指示で山に向きを変えるよう言われた宝船は痛いけど、ガーマーンー!!と頑張ってふんばっていた




「うぉおぉぉぉおおお!!?
酔う!!めっちゃ酔うこれ!!うぇっぷ」

「姉貴頼むから耐えろよ!!」

「つーかもはやこれシートベルトなしのジェットコースターなんですけどォォォ!!!」




生憎、私たち姉弟の畏では不時着をなんとかできるような技術はない
幻覚系の畏なもので
今は船にしがみつくしかないのだ




「ギャアアアア痛い━━━━━━!!!」




宝船の悲鳴が聞こえた
さっきの細長いやつがまたしても宝船を締め上げているようだった
あれをどうにかしなければ不時着する前にやられそうだ

その時ガクンッと船が大きく揺れ、際の方にいた私はぐらりと落ちていく




「え?ウソ」

「A様ァ!!」




あー、落ちるゥ!!!
と内心超焦りながら上を見るとイタクが見えた




「!」




気の所為かもしれないが、目が合った気がした


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(名前)ことみ(プロフ) - いつも、楽しく読ませてもらってます!ぬら孫の転生のものを探していてこの作品に出会い更新が来るたびにすごくたのしみにしてます!!これからも作品楽しみにしてます!! (2020年1月4日 20時) (レス) id: eb62bdd2ac (このIDを非表示/違反報告)
キカ - 明けましておめでとうございます!今年も楽しく読まさせていただいてます!次が楽しみです!更新頑張ってくださいね!お体に気をつけてください。応援しています! (2020年1月2日 1時) (レス) id: 2047e5dc6b (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ムクロさん» ムクロ様、コメントありがとうございます!気に入って頂けて光栄です。これこらもよろしくお願いします! (2019年12月4日 23時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
ムクロ(プロフ) - コメ失礼します!むっちゃ面白い!凄ェ! 面白すぎて1から一気読みしてここまできましたwこれからも更新頑張ってください!応援してます! (2019年11月29日 19時) (レス) id: 1f680d1d0e (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 神威さん» 神威様、コメントありがとうございます!いやいや、文才なんかありませんからマジで…でも気に入って頂けたのなら嬉しいです!ぜひこれからも愛読よろしくお願いしますm(_ _)m (2019年11月29日 16時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2019年11月14日 23時

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