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「………姉貴………なんでそんな薪割るの上手いんだよ……」
「え、………センスの良さ？」
カコーン
「アホか」
なんでやねん
でもまぁ、前世で万事屋とか塾とかでいろいろやっていたし、これでも何事にも器用な方だ
だからこんなの朝飯前である
そう話しているとなまはげが来て更に新たな洗濯物を置いていく
「おお、ちゃんと薪も順調に出来でるな」
「なんとかね〜。上手いもんだろ」
「都会生まれ都会育ちなのに上手くでぎでんな〜」
「褒めていいよ」
「この調子で頑張っぺ」
「うぇい」
なまはげと仲良く雑談のようなものをしていると、リクオが割り込んできた
なまはげって見た目めちゃ怖いのになんか可愛い性格してんのな
遠野一の驚き発見なんだけどこれ
「……………おい」
「あん？」
そしてリクオは堪らず、なまはげに聞いた
何でオレたちがこんなことをしなくてはいけないのかと、しかもこんな場所で
「てめーらのじいさんが送ってきたんだろーが
『死んで本望 我が愚孫をきたえてやってくれ』つってよ」
「な…何ィ！？」
「『好きに使え』とも言ってたで。
人で足りねーこっちは大助かりぃ━━」
あ………あのじじい………
きっと今リクオと私の心は一致しただろう
なんかもう私はめんどくさくなって薪割りに集中しようと思う
カコーン
カコーン
カコーン
「姉貴」
「んあい。なんでござんしょう」
「ここ、妖気が集まる所だから俺ら夜のままの姿でいられるらしいぜ」
「…………そういえば昼間なのに妖怪の姿だね」
「やっぱ姉貴も今気づいたか」
ってことはリクオもか
つか考えてなかったからな、そんなこと
「それでよ、姉貴」
「うぇい」
カコーン
「逃げよう」
「うぇい……………うぇ？」
「行くぞ」
カコーンとまた巻を割ったところで手を掴まれまた一人でずんずん進み始めるリクオ
今日君すげぇ強引ね！？
「逃げるってどこから！？」
「知らん」
「ノープラン！！」
少し歩いていると、橋が見えてきた
「橋だ！」
「え、待ったなんかこの橋………」
と言った時にはリクオの足は橋へ掛かり、ふわりと橋が消えた
「びゃぁぁぁあああああああ！！！？」
「姉貴！！」
「バカだなーお前。
お前らじゃ…この里からは出られねぇってば」
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(名前)ことみ(プロフ) - いつも、楽しく読ませてもらってます！ぬら孫の転生のものを探していてこの作品に出会い更新が来るたびにすごくたのしみにしてます！！これからも作品楽しみにしてます！！ (2020年1月4日 20時) (
レス) id: eb62bdd2ac (このIDを非表示/違反報告)
キカ - 明けましておめでとうございます！今年も楽しく読まさせていただいてます！次が楽しみです！更新頑張ってくださいね！お体に気をつけてください。応援しています！ (2020年1月2日 1時) (レス) id: 2047e5dc6b (このIDを非表示/違反報告)
江(プロフ) - ムクロさん» ムクロ様、コメントありがとうございます！気に入って頂けて光栄です。これこらもよろしくお願いします！ (2019年12月4日 23時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
ムクロ(プロフ) - コメ失礼します！むっちゃ面白い！凄ェ！ 面白すぎて1から一気読みしてここまできましたwこれからも更新頑張ってください！応援してます！ (2019年11月29日 19時) (レス) id: 1f680d1d0e (このIDを非表示/違反報告)
江(プロフ) - 神威さん» 神威様、コメントありがとうございます！いやいや、文才なんかありませんからマジで…でも気に入って頂けたのなら嬉しいです！ぜひこれからも愛読よろしくお願いしますm(_ _)m (2019年11月29日 16時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：江
| 作成日時：2019年11月14日 23時
