＋＋＋＋＋ ページ42
.
「そうだ、馬！誕プレぷりーず！」
「普通それ自分で言わないから。まぁ、あるけど」
「さっすが！」
そうして出されたのはコンビニで買ってきただろう手頃な菓子が数個
「サンキュー！」
「奴良からは貰ったのか？」
「いや」
「はぁ！？
私の心を込めて育てた練り消し五右衛門4号あげただろうが！！」
バシンッと私は加藤の頭を殴った
加藤は特に気にした様子もなく、むしろ驚いた顔をしていた
「五右衛門4号ってのかアレ！！」
「練り消しの名前にしては強そうだね！？」
「来る日も来る日も授業中消しカスを集めてはネリネリして、ネリネリして……
私の苦労を返せ！五右衛門を返せ！」
「すまねぇ……五右衛門はもう……」
「そんな…五右衛門ンンン！！！！」
「いや、その前に授業真面目に受けろよ！！！」
…………はぁ、朝から疲れた
加藤と一緒なって無言になる
「……相変わらずそのいきなりスイッチ切れるの慣れない」
「疲れたんだよ……」
「疲れるんだよな、A……」
「ならその訳わかんないノリやめろよ……」
俺も疲れるんだからお前らのツッコミ……と三人揃ってため息をはいた
「いや、馬からツッコミとったらなんも残んないし」
「どういう意味だよ」
「そうだよな、馬からツッコミとったら何も無くなるんだよな」
「ふざけんなコラ」
「ツッコミしかお前の生産的な特技ないじゃん。
な、加山」
「加藤な。あと、それには同意する」
「失礼だなおまえら！！！」
ちょうどその時キーンコーンカーンコーンとチャイムが鳴り、程なくして担任が入ってきた事により私たちの会話は強制的に終了へとなったのだった
(あのな、俺にも生産的な特技いっぱいあります)
(例えば？)
(例えば？………………字が綺麗？)
(お前はそれでなにを生み出したと？)
(…………食べ物はなんでも食べれるとか)
(生み出すどころか減らしてんじゃねーか)
(…………先生に気に入られやすい！)
(だからそれ生み出してなくね？)
(もうお前ら嫌いだ！！！)
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 382人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ヒカル・ブラックウェル(プロフ) - 面白いです！もう家で声出して笑ってますw更新頑張ってください！ (2020年1月21日 8時) (
レス) id: a0f4c9fe9c (このIDを非表示/違反報告)
江(プロフ) - さーちゃんさん» さーちゃん様、コメントありがとうございます！お気に召されたようで嬉しいです！どうぞこれからもよろしくお願いしますm(_ _)m (2019年8月10日 19時) (レス) id: 6fc283c30a (このIDを非表示/違反報告)
さーちゃん(プロフ) - 面白い!ぬら孫大好きです！更新頑張ってください!応援してます! (2019年8月10日 13時) (レス) id: 577dc20b2d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：江
| 作成日時：2019年8月8日 21時
