雪116片 ページ25
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チャーハンが食いたい。
遙治分かりました
緩みまくってる頬を、手で抑える。
……シバケンもアリサとまだ付き合ってない時こんな感じだったんかな。
シバケンと私は、口の悪さや根本的な腹黒さにおいては似ているのだ。
非常に不本意だが。非常に。
…………まあ、それはともかく。
玲子さんの時とも、伊月の時とも違う。
愛する人と寄り添えるって、幸せだな。
ふわふわの気持ちで満たされた頭を抱えながら色ボケしたことほざいていると、呼び鈴が鳴る。
……カウベル鳴ったか?
壊れたことなかったんだけど、と思いながら店へ出る。
そこには初老の、しかしそれを感じさせない佇まいの男性がいた。
「いらっしゃいませ。すみません、カウベルに気づけなかったみたいで」
直ぐ来られなかったことに謝罪を述べておく。
「結構です。あの、オーダーメイドの注文を受けてもらえると外の看板で……」
「はい、こちらへどうぞ」
男性の淡々と事務的な口調に臆せずにこやかに笑ってお客と打ち合わせる為の椅子へと誘う。
ペンを取る彼の飾り気のないシンプルな装いを見て、ふむ、と口を開く。
「……料金の方は、贈り物を想定して考えさせていただいてよろしいでしょうか?
こちらの勝手な見解ですみませんが、あまりそういうものはお使いにならないように見えましたので…………」
「……はい。ご想像の通りです。
実は……2週間後が結婚記念日でして。
それと、今年は銀婚式なので今まで無頓着だった分何か記念に残るものを、と」
「銀婚式……ということは25年ものお付き合いなんですね、羨ましいです」
何時になってもラブラブ夫婦の方達もたまにお見えになるので、その辺の知識も一応ある。
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camellia(プロフ) - あみさん» ありがとうございます!続編もよろしくお願いします、頑張ります!! (2019年8月1日 15時) (レス) id: 24ff41186f (このIDを非表示/違反報告)
あみ - とっても面白かったです!これからも頑張って下さい! (2019年8月1日 15時) (レス) id: e50713e1b7 (このIDを非表示/違反報告)
camellia(プロフ) - え、携帯のお調子大丈夫ですか!? わーい(ノ≧▽≦)ノ そう言っていただけると嬉しいです! 正直リアルでの恋愛ゼロなので推しへの愛でここまで書けるとは思ってもなかったです() こっから面白くさせますよー!!! (2019年7月18日 7時) (レス) id: 24ff41186f (このIDを非表示/違反報告)
SR400 - 携帯壊れてから見てなかったんですが、久しぶりに見るとやっばり面白いです!めっちゃキュンキュンしました! (2019年7月17日 22時) (レス) id: d097415149 (このIDを非表示/違反報告)
camellia(プロフ) - SR400さん» 優しいお言葉誠にありがとうございます(*´▽`*) 9話にも及ぶ長ったらしさによくぞお付き合いいただけました。これからも頑張らさせていただけます! (2019年6月30日 8時) (レス) id: 24ff41186f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:camellia | 作成日時:2019年5月1日 8時