雪33片 ページ34
─
「よしッ………と」
首の後ろに回していた手を戻すと、ヒヤリとした感触がその辺りをとりまいた。
アイラインは引かず、その代わりに薄くルージュを滑らせる。
姿見で全身をチェックすると、結んでない髪がユラリと揺れた。
階段を下りる。
「悪りい、お待たせ」
「…………！」
遠山が一瞬驚きを露にするのも気にせず、私は下駄箱から新しい靴を卸した。
余程のことがないと履かない黒のヒール。
鍵を閉めて少し歩き、バス停に着いた。
「このバスの三つ目で降りて、もう一回乗り換えるから。」
「はい」
自身が驚いた服装や、いつもとは違う髪型について、何も言わないでくれる。
その気遣いは嬉しかったけどわざわざ言うと変に思われそうで、何も言えずに無愛想に肘をついて窓の外を眺めた。
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camellia(プロフ) - すぃさん» 読んでくださりありがとうございます！ はーい行ってらっしゃいませ！！ (2019年10月20日 8時) (
レス) id: 3318b01060 (このIDを非表示/違反報告)
すぃ - camelliaさん» 続編行って来ます！ (2019年10月20日 8時) (レス) id: 045c20b509 (このIDを非表示/違反報告)
camellia(プロフ) - まるさん» 申し訳ありません、修正の際に誤って立ててしまっていました。ご指摘ありがとうございました。 (2019年1月2日 21時) (レス) id: 3318b01060 (このIDを非表示/違反報告)
まる - 作品を作る前にルールをしっかりご確認下さい。オリジナルフラグをちゃんと外して下さい、違反行為です。外し忘れ、とかいう軽い意識はおやめ下さい。作品を消されても仕方のない行為です。オリジナルの新着に二次創作が上がってくる事を不快に感じる人もいます (2019年1月2日 21時) (レス) id: cec6dd7646 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：camellia | 作成日時：2018年7月11日 20時
