君と私と水平線【ONE PEACE】 (ページ15)

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ナミ「いくら大切でも海賊相手に店番させる事ないじゃない。店の主人はみんなと避難してるんでしょ？」

プードル「いや…奴は3ヶ月前に病気で死んでしまった」

貴女「え、じゃあそれからずっと主人の帰りを待ってるの…？」

プードル「みんなそう言うがね…わしは違うと思う。シュシュは頭のいい犬だから主人が死んだ事くらいとうに知っておるだろう」

ナミ「じゃあどうして店番なんて…」

プードル「きっとこの店はシュシュにとって宝なんじゃ。大好きだった主人の形見だからそれを守り続けとるのだと私は思う」

町長さんが何度も避難させようとしても
一歩もここを動こうとしないらしい

困ったもんだと町長さんは言う

と、その時

グオオオオオ！！

ナミ「な、何この雄叫び！？」

プードル
「こ、こりゃあいつじゃ！！猛獣使いのモージじゃ！」

も、猛獣使い？

モージ「見つけたぜぇ。まず2人…俺はバギー一味の猛獣使いのモージだ」

大きなライオンとモージと名乗る変質者が出てきた

ルフィ「なんだお前。変な着ぐるみかぶって」

モージ「！？失敬だぞ貴様！これは俺の髪の毛だ！！」

貴女「へー、変質者みたいな髪の毛だね」

モージ
「へ、変質者だぁ！？貴様ら失礼極まりないぞ！！まあ貴様らの命に興味はない。ロロノアの居場所を言え」

ルフィ「いやだ」

モージ「やれ！リッチー！！」

ガルルとライオンが鉄の檻を噛み壊れ
ルフィはライオンに飛ばされる

するとライオンはクンクンと匂いを嗅ぎはじめた

モージ「なるほど、ここはペットフード屋か。食事は早く済ませろよ」

ずかずかと店の中に入っていくライオンにシュシュが吠える

モージ「まさかこんなちっぽけな店は番犬か？」

貴女「この店には指一本触れさせない」

モ「生意気な小娘め…やれリッチー！」

シュシュを守りつつライオンの攻撃を避ける。

が、ライオンにシュシュが攻撃を入れられてしまった。

貴女「シュシュ！！」

と、一瞬シュシュに気がとられ私もレンガ造りの家に殴り飛ばされた。

ガラガラと瓦礫が崩れる。

貴「いったぁ……」

殴られたお腹がズキズキ痛むが、どうやら腕の擦り傷だけで済んだようだ。

その時、シュシュの鳴き声が聞こえた

シュシュの目線の先を見ると、
火がついたお店があった

頭の中に、グルグルと不思議な感情が走り巡る

A「……」