13. ページ14
「もう、大丈夫。私が来た！」
そこに現れたのは平和の象徴、オールマイトだった。
オールマイトは一瞬のうちに相澤を救い、言葉をかけた。
「ふむ、アレが平和の象徴とやらか。随分と派手だな」
英雄王は一人そう言う。楽しむわけでもなく、応援するわけでもなく、ただの傍観者として言葉を発した。
オールマイトはあのバケモノ＿＿脳無に向かって拳を振るう。しかし、緑谷の時のようにまたその力を吸収されてしまっていた。
そして…。
「ぐぁあッ！！」
オールマイトはコンクリートに脳無を突き立てようとしたのだろう。しかし、敵の個性＿＿ワープゲートによって返り討ちにされてしまった。
脳無の大きな指が、オールマイトの脇腹に食い込む。
…そこへ、緑谷が飛び込む。
「オールマイトッ！！！！」
「ッどけ！邪魔だデクッ！！！」
爆豪が敵の核を抑え込む。それと同時に、轟の氷が脳無を襲った。
「これは…轟少年か！」
「てめえらがオールマイト殺しを実行する役とだけ聞いた」
轟の氷によって脳無の緩んだ手から抜け出すオールマイト。
「ハッ、我が出るまでもないな」
英雄王は尚も冷めた瞳で一連を眺めていた。そうして、飽きたように大きなあくびをした。
再生をした脳無は動き出す。オールマイトではなく、爆豪をねらって。
「なっ、早い…！」
…さすがは平和の象徴といったところか。オールマイトは爆豪を守り、自らを盾にしたのだった。
「…ほお？なかなか面白い動きをするではないか、平和の象徴とやら」
英雄王がニヤリと笑う。つくづくこの世界には興味を唆られる。
「チッ…おい黒霧、あっちにもガキがいる。先に殺しておけ」
敵はこちらを指差す。いつから気づかれていたのだろうか。
そうして、あの霧のような敵＿＿黒霧がこちらに向かってきたのだった。
「えっ、ちょ、やばくない！？」
「ま、待ってください。今創りますから…！」
「ええい、黙れよ雑種！ここは我に任せて貴様らは疾く違う所へ向かえ！」
英雄王が耳郎たちの前に立つ。英雄王の強さを知っている耳郎たちは、後ろ髪を引かれながらも急いで出入口の方へと向かっていった。
「仲間を守る…素晴らしいことですねえ」
「ハッ、勘違いするなよ下郎。我は自分の身が可愛いだけよ。…して、下郎。疾く失せよ。不敬であろう」
そう言って、英雄王は黒霧に向かって宝具を振りかざしたのであった。
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ウルクの民はここにいます…(プロフ) - ひでをさん» 閉じよ閉じよ閉じよ閉じよ閉じよのとこで「あっこれすんげぇ文字数ヤバいやつやん…てか文章地味に詰められてる説浮上なり…コメントしてやろwえっへっへっへwwww(P丸様のオオカミくん風ボイス)」って考えてましたもんww毎回お疲れ様であちょっと待ってコメの文字数やば (2019年10月16日 3時) (
レス) id: e3c16a62a9 (このIDを非表示/違反報告)
ひでを(プロフ) - ウルクの民はここにいます…さん» そうなんですよね…おかげでファラオのセリフを何個か消す羽目になりました(ゲス顔) まあファラオのスキル詠唱もくっそ長いし許されると思ってます！(クソデカボイス) (2019年10月16日 1時) (レス) id: 25d8ca0b7e (このIDを非表示/違反報告)
ウルクの民はここにいます…(プロフ) - 今回の38話目、大分文字数やばかったんとちゃいます？( ^ω^ ) (2019年10月15日 22時) (レス) id: e3c16a62a9 (このIDを非表示/違反報告)
ウルクの民はここにいます…(プロフ) - ひでをさん» キャストオフ、ダメ絶対(名前変えました梶井さんが好きな岩野泡鳴ですどうも) (2019年10月5日 2時) (レス) id: e3c16a62a9 (このIDを非表示/違反報告)
ひでを(プロフ) - 梶井さんが好きな岩野泡鳴さん» 初めまして〜！ありがとうございます！ 私もギル推しです笑 欲に素直な人間なのでいっぱい出しちゃいます…AUO… (2019年10月5日 0時) (レス) id: 25d8ca0b7e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひでを | 作者ホームページ：
作成日時：2019年8月24日 3時
