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僅かな痛みを残して、右手から令呪の一画が消えていった。
「……………」
「………………」
「…………いけね…」
藤丸は自分の令呪を見つめて呟いた。貴重な令呪をまさかこんなことで使うことになるとは。一日経てば戻るけど。
「……英雄王、貴方のせいですからね」
「む、貴様から仕掛けてきたではないか。ならば同罪だ」
「うっ…」
「や別にそれはいいんだけど……仲良くしてくれたらいいな〜っていうか……」
藤丸がボソボソとそう言う。うっかりセイバーや英雄王の地雷を踏んで殺されたくないのである。
「フン、我は最初からセイバーと仲良くしてやろうとしているが？」
「クッ…せめてキャスターの方の貴方なら……！」
「なぬ！？何故今の若き我ではダメなのだセイバー！！あの老いぼれの方が良いと言うのか！？貴様は枯れ専とやらだったのか！？」
「断じて違う！アーチャーの今の貴方よりキャスターの貴方の方が大人らしくロマンチックに求婚してくるじゃないですか！アーチャーの貴方よりマシってことです！」
「あ、わかる気がする〜」
「ええい黙れ雑種！クッ…我はいったいどうすればいいと言うのだ…」
英雄王を頭を抱えて蹲る。や別に普通に告ればいいんじゃないんですかね…。藤丸はそう思ったが、なんとなく口には出さなかった。
「そんなことよりさ」
「そんなことだと！？おい雑種、これは古今無双である我の最大の悩みで……」
「煩いぞ英雄王。で、なんでしょうか、リツカ」
「明日休みだし、みんなで寝ない？」
藤丸は天真爛漫な笑顔でそう言った。
「おい、なんだこの状況は」
「英雄王、もし手を出したら私の聖剣が黙ってないぞ。特にリツカにはな」
「貴様はなぜそこまでリツカ贔屓なのだ…」
「ｷｭｳ…ふ、2人とも顔がいい…」
教会のド真ん中で布団を敷き、横になる3人。ちゃっかりと藤丸はいていないような神父に教会での一泊の許可を取っていた。
いわゆる川の字。左から、セイバー、藤丸、英雄王。まるでママ、子ども、パパの並びのようである(もしそう言えばセイバーには契約を破棄され英雄王には褒美をたんと貰うことになるだろうが)
藤丸に他意はなく、気づけば寝息をたてていた。武装を解き、ラフな服装になったセイバーと英雄王はその様子を見て、互いを一度だけ見つめてからもそもそと布団に潜った。…こうして、藤丸の「美少女とイケメンに挟まれて寝る」という夢は叶えられたのだった。
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ウルクの民はここにいます…(プロフ) - ひでをさん» 閉じよ閉じよ閉じよ閉じよ閉じよのとこで「あっこれすんげぇ文字数ヤバいやつやん…てか文章地味に詰められてる説浮上なり…コメントしてやろwえっへっへっへwwww(P丸様のオオカミくん風ボイス)」って考えてましたもんww毎回お疲れ様であちょっと待ってコメの文字数やば (2019年10月16日 3時) (
レス) id: e3c16a62a9 (このIDを非表示/違反報告)
ひでを(プロフ) - ウルクの民はここにいます…さん» そうなんですよね…おかげでファラオのセリフを何個か消す羽目になりました(ゲス顔) まあファラオのスキル詠唱もくっそ長いし許されると思ってます！(クソデカボイス) (2019年10月16日 1時) (レス) id: 25d8ca0b7e (このIDを非表示/違反報告)
ウルクの民はここにいます…(プロフ) - 今回の38話目、大分文字数やばかったんとちゃいます？( ^ω^ ) (2019年10月15日 22時) (レス) id: e3c16a62a9 (このIDを非表示/違反報告)
ウルクの民はここにいます…(プロフ) - ひでをさん» キャストオフ、ダメ絶対(名前変えました梶井さんが好きな岩野泡鳴ですどうも) (2019年10月5日 2時) (レス) id: e3c16a62a9 (このIDを非表示/違反報告)
ひでを(プロフ) - 梶井さんが好きな岩野泡鳴さん» 初めまして〜！ありがとうございます！ 私もギル推しです笑 欲に素直な人間なのでいっぱい出しちゃいます…AUO… (2019年10月5日 0時) (レス) id: 25d8ca0b7e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひでを | 作者ホームページ：
作成日時：2019年8月24日 3時
