【人生アプリ】

↑人生↓8 ページ9

「あぁ……思い出しちゃった。」

私は、スマホをベッドに投げ捨てた。

通知音が鳴り続いているが、見なくても大体の見当がついている。


「アンラッキー…本当に最悪だよ」


まぁ、これは忘れていたわけではない封印した過去

もし、封印していなければ私はここにいなかっただろう

もっと、昔に壊れていたか復 讐の計画を企てていたのかもしれない

「【人生アプリ】を手にいれれば“最高の人生”を味わえる

それは、ウソだよ」

ベッドから降りて押し入れを開け奥深くに眠っていた段ボールを引っ張り出した。

赤いマーカーで封印と書かれているがもう解いてしまったので意味がない

「私の過去は封印したものが多かった。

何もかも全て失ってしまったからね」

ベリｯ

ガムテープを剥がし中にある卒業アルバムを開く

個人写真には×印が書いてある。

「懐かしいな……皆、私が事故で死んだと思ってるんだもん

もう、皆は残り少ないけどね」

この、×印は、この世にいないという意味があった。

それは、生徒だけではない教師もだった。

「ハッピーエンドなんてさせない」

ﾊﾟﾀﾝｯとアルバムを閉じると一枚の紙がﾋﾗﾋﾗと床に落ちた。

その、紙には……



【＿＿ 光沙……私を標的に仕立てあげた張本人

彼女の罰は＿＿＿】

所々汚れており読めなかった。


＜明日のスケジュール



殺 人 鬼 がやって来る


▼＿＿アンラッキー＿＿＞

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