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_10年前_

12月25日………この日は、家族で祝った最後のクリスマスだった。

当時の私は、10歳

「これ、アプリなのに……記憶がよみがえるんだけど…」

画面には10年前に何が起こったのか事細かく書かれている。

読み進めると不思議と“12月25日”に目が止まった。何故かって?そこだけスッポリと記憶がなかったから

まるで、思い出してはいけない事のように

読んではいけないそう、自分に警告がかかっているのに私は、好奇心に負け読んでしまった。


12月25日

今日は、クリスマスで久々に家族揃ってでの日を過ごす事ができた。

「おとーさん!今日は、なんの発明したの?」

父は、まだ世に出回っていない携帯電話を幼い私に説明してくれた。

『あら、あなたそれ、持ってきたの?』

『あぁ、Aに見せてあげたくてね』

そんな父を母はしょうがないわねと呆れて笑っていた。

『A?この機械はすぐに世の中に渡り情報交換がしやすく情報がもっと手に入りやすくなるだろう

そしたら、もっとこの携帯は現代に溶け込み便利にしようとするだろうね

こんな薄いパネルでタッチパネル式になるかもしれない

そこに、新たなゲームを取り入れたいと思っているんだ』

説明してくれた父の顔は輝いており世の中を変えてやるという意気込みが感じられた。

『そこでな……便利ツールの事を“アプリ”と名付けてこんなのを開発してみたんだ』

私は、まだ小学生で難しい漢字は読めなかった。

「なんて読むの?」

『これは“幸福アプリストア”っていうのよ』

“幸福アプリストア”

それは、父が携帯を利用する人々に幸福を与えられるようなアプリを作りその場という意味が込められていた。

父も母も笑っている。

この場が私にとって幸福だった。



しかし、すぐにこの一時の幸福が壊されたのだった。




『悪いわね…この、データと携帯は貰っとくわ』


黒づくめの男女……私の両親の返り血を浴びてる二人の手によって

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設定タグ:人生アプリ , ホラー   
作品ジャンル:ホラー, オリジナル作品
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ゆう(プロフ) - 今までの作品繋がってるんですね!すごい面白いです (2014年12月21日 10時) (レス) id: c40e93a17e (このIDを非表示/違反報告)
アズサ☆@ユーフォニウム吹いてます。(プロフ) - 琉凜さん» よろしくおねがいします! (2014年12月18日 20時) (レス) id: 8b1a7c9ff5 (このIDを非表示/違反報告)
琉凜(プロフ) - リアリスさん» コメントありがとうございます!更新頑張ります(*^^*) (2014年12月17日 23時) (レス) id: 9108fdccac (このIDを非表示/違反報告)
琉凜(プロフ) - アズサ☆@ユーフォニウム吹いてます。さん» ありがとうございます!更新頑張りますのでよろしくお願いします! (2014年12月17日 23時) (レス) id: 9108fdccac (このIDを非表示/違反報告)
琉凜(プロフ) - みみののさん» ありがとうございます!まだ始まったばかりなので応援よろしくお願いします! (2014年12月17日 23時) (レス) id: 9108fdccac (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:琉凜 | 作成日時:2014年12月15日 0時

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