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これからのことを考えると
まずは、

居候させてくれる人を探さなければならない。



そして運良く

私の推しのキャラクターが目の前に現れた。





安室透、バーボン、降谷零…と



3つの名前を持っているわけだけど
どれもみんな、私は大好き。





一か八か、言ってみるしかない






「……あの、初対面で図々しすぎるんですけど
居候させてください!お願いです!」





ベッドの上に正座し
頭を下げる。




相手は一応黒の組織で

一応、公安警察で

この人と行動を共にすれば
自分の命が危ないかもしれない、けど。




まあ、さ?



好きな人と一緒にいたいし…






「い、いきなりですね
家はないんですか?」



「色々ありすぎて、その」



「そんなに慌てないでください
居候の件より先に、
その色々な事情を知りたいんですが」



「……ああ、えっと、盗聴器とか大丈夫ですか?」





私がそう聞くと

一瞬、顔をしかめた零くん。




でもすぐに
よくわかりませんが、大丈夫ですよと一言いい
これからのことについて話した。




とりあえず

退院は明日で
朝に零くんが迎えにきてくれるらしい。




興奮する気持ちを抑えて

明日お願いしますと言うと、


零くんはニッコリと笑った。








「では、明日」


「はいっ…」





これがもし、現実的すぎる夢なら
目覚めないでほしい。




現実世界の私が今どうなっているなんて

気にしてられず、


明日のことだけを考えて



私は眠りに落ちた。




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作者名:蜜柑 | 作成日時:2017年12月7日 22時

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