CHERI E 429 ページ29
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PD｢…覚悟はあるんだな？｣
｢｢ はい ｣｣
PD｢はぁ…俺がどれだけ認めないと言ったところで
お前たちの事だからな、ㅋㅋ｣
SG「まぁ、ですよね」
「うんうん」
PD｢因みに妊娠とかしてないよな？
これはあくまで確認だけど｣
「してないです」
PD｢まぁ、それ聞いて何て返事するのが正解か
俺も良くは分からんけど…。
だけど発表はスケジュールを見合わせてから
お前達の事を発表するが
どんな反応でも、受け止められるな？｣
「出来てます、抑々このグループに入った時から
そう言う心構えは変わりません」
SG「覚悟の内です。
無ければ誰にも言わず秘めて墓に収まります」
PD｢Aは、まぁアレだけ…
ユンギ、お前はある意味凄いぞ。
だけど、Aはまたアレか？
ねじ伏せてやるのか、あの時みたいに｣
「え？はい」
PD｢怖いものだな、本当に。
でも、分かってるな？｣
SG「ディスパッチですよね」
PD｢あぁ、2人に限って
撮られて知れ渡るって言うのは嫌だろうからな｣
「なんか、思考読まれ過ぎて気持ち悪い」
PD｢おい｣
SG「気が緩むような事は流石にしません」
PD｢気張って頑張れよ。
俺は守る事しか出来ないから｣
｢｢ はい ｣｣
「…ごめんなさい」
PD｢何故謝るんだ？ㅋㅋ
今迄の事か？髪色やら髪型やら色々勝手に変えて｣
「いや、その事じゃなくて」
PD｢おい｣
「男女グループって言うのは
きっと決まりがあるじゃないですか」
PD｢その決まりは、
メンバーを好きになってはいけない事か？
それはお前が言う契約書に書いてあったか？｣
「いや、でもっ」
PD｢A、うちは恋愛禁止な訳じゃない。
人を好きになる事でいい曲だって作れる。
でもな？今のその謝罪はユンギに失礼だ。
拒絶してる訳でもお前達2人は付き合ってるんだろ？
なら何も悪い事はしてないんだから
謝る必要が何処にある？
事務所の在り方は、アーティストを守る事だ。
お前は肝が座っている。
だけどこれ迄もお前はお前のやり方で
男女グループに対する言葉達をねじ伏せて来た。
メンバーの支えもあったけど、
それでも、今のこれがあるのはお前の実力だ。
だから、謝るな。
祝福を受け止めろㅋㅋ｣
「…ㅎㅎありがとうございます」
PD｢それに何に気を使って言ってるのか
お前がそうだと、っむず痒い。似合わんからやめろ｣
「ふふっ、はい」
PD｢ん。ほら、行け｣
大人になったなぁ…あの気遣いは。
要らない気遣いだったけどな。
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作者名：RIKU
| 作成日時：2021年1月17日 18時
