CHERI E 426 ページ26
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「…」
SG「目が死んでんぞ」
「大丈夫、ホソクの誕生日を祝う気力は
まだ辛うじてあるから」
SG「辛うじてな」
「ケーキも受け取らなきゃ」
SG「あー」
「その間に体力を回復させておく…
お酒ってあるよね?」
SG「強いのは知ってるけど程々にはしとけよ」
「ふふㅎㅎ確かに」
SG「ちゃんと記憶あんの?」
「あるある。
けど実感も何も無いから
実は変な妄想なのかなって思うけどね」
SG「ひでぇㅋㅋ」
「もし御法度だったらどうするの?
暗黙のルール的なのがあって、それに触れてしまえば
今の地位がなくなるかもしれないわよ?」
SG「地位とかそんな目的で音楽やってないし
だけど自分達の為にもアミ達の為にもやってきたから
失うものが大きいのかどうなのかは分かんねーな」
「その失うものが私か貴方なら
何方を1つの必要枠に残すかなんて
目に見えてるものじゃない?」
SG「その1つの必要枠があんなら十分だろ。
俺個人としてもメンバーの俺としても必要だし
繋いでおけば、お前が離さない限り
2人で入ればいい」
「前向きね」
SG「何方にしても事務所はお前も必要だから、
捨てる訳にはいかねーと思うけど?ㅋㅋ」
「必要とされていればね」
SG「あのさ、俺が言った所為で
後ろ向きになってる?」
「…かも」
SG「だったら方向転換して前向け。
後ろ向いても認めさせて
残される事をしないといけないのは変わりないし」
「…付き合う事が前提みたいに、」
SG「何年も一緒にいれば分かるものは多いし、
それに漬け込んで振り向かせるから」
「ゲームみたいに…」
SG「攻略法は必要だろ、何でも」
「…ふふㅎㅎ確かに」
SG「ゲーム脳のお前には分かるだろ」
「そうね。
何、そんなに好き?」
SG「好きだから見てきた」
「ふっㅎㅎストーカー」
SG「誰がだよㅋㅋ
てか照れてんの?」
「はん?」
SG「何だよはん?ってㅋㅋ」
「血色が悪いから循環を良くしてくれるかもね、
あなたのその戦略的なやつ」
SG「おー、血行促進させてやるわ」
「変な会話」
SG「ふっㅋㅋ」
「すみませーん」
「あ、こっちです」
「此方が、ケーキになります」
「ありがとうございます」
「では!」
「…このケーキ、
ホソクの顔に付けたらどうなるかしら」
SG「やめとけ、多分ガチで怒られるやつ」
「百均か何処かに行って
パーティグッズでも買ってきてよ」
SG「今から始めんだから無理言うな」
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作者名:RIKU | 作成日時:2021年1月17日 18時