CHERI E 418 ページ18
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ｼｳ｢本日から、ぁ｣
ｴﾚｰﾅ｢…はぁ、韓国語はある程度話せるわ。
韓国での遠征もある程度あるから、
日常会話ぐらい話せる｣
ｼｳ｢そうなんですね！ㅋㅋ
ソンシウです！宜しくお願いします｣
ｴﾚｰﾅ｢…ふん｣
結された髪が靡く姿ですら綺麗な彼女は、
正に冷たい氷に咲く雪華。
雪華は雪の結晶だけど、六枚の花弁を持つ様に見える
樹枝状の形から、まるで花の様に見える為に準えた。
暖かくなれば次第に溶けていく。
エレーナ
ロシア語で輝くもの。
彼女は確かに輝いている。
氷の冷たいリンクに彼女が登場すると歓声が湧き、
彼女を追う何台ものカメラに、観客達の目。
輝いてるのに、
─────────────彼女は何処か氷の様だ。
｢だぁれ？あのイケメン｣
ｴﾚｰﾅ｢…ただの雑誌の記者。
受けたくもない密着を受けさせられているわ。
…気が散る｣
｢ふふっㅎㅎまぁまぁ、そう言わないの｣
密着は特に好きじゃない。
試合の時以外に向けられるカメラが嫌い。
練習の時迄撮って何がしたいのか分からないけど、
撮られる側はデメリットしかなくて、
気にすると気が散るから気にしないでいるしかない。
所詮仕事。
早くネタが無い事を自覚して帰ればいいのに…。
ｼｳ｢好きな食べ物はなんですか？｣
ｴﾚｰﾅ｢…、特にない｣
ｼｳ｢嫌いな食べ物は？｣
ｴﾚｰﾅ｢特にない｣
ｼｳ｢えー、凄いなぁ。
大人。嫌いな食べ物が無いなんて｣
ｴﾚｰﾅ｢強いて言えば貴方かしら。
グランプリが近いから練習がしたいのに、
ここで取材だなんて、練習の邪魔をする子ども｣
ｼｳ｢ははっㅋㅋごめんね！
だけど朝からずっと練習してるからさ、息抜き？｣
ｴﾚｰﾅ｢息抜きしている場合じゃない、ごちそうさま｣
エレーナ･グラチェヴァ:셰리(BTS)
ソン･シウ:정해인
눈꽃이 녹을 무렵
─雪の華が溶ける頃─
主題歌:crystal snow(BTS)
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作者名：RIKU
| 作成日時：2021年1月17日 18時
