CHERI E 272 ページ22
･
SG「なぁ」
「なーに？」
SG「お前は自分が信じるのは何？」
「そうねぇ
｢自分が良ければ全て良し｣と言う座右の銘ね」
SG「でた自己中心的な座右の銘」
「だってそーなんだもーん」
Aは自分が楽しいと思うのをやるタイプで
その楽しさを追求する人間。
音楽だってそうだ。
自分が楽しいからやってる
だから聞いてる俺としても楽しいし
尊敬する部分でもある一つ。
自己中なのに
悔しいけど…
なんか癪だけど
SG「その座右の銘の中には
俺らとかも入ってんの？」
「？？どゆこと」
SG「だから、そのー…メンバーを信じる、的なの」
「自分が良ければ全てよしなの。意味わかってる？」
SG「は？」
「信じてるんだからそれが言えるのよ？」
SG「テヒョンにしか理解できなそうだから
俺にも理解できる言葉を使って…悪いけど」
「じゃあ貴方はメンバーを信じてる？」
SG「当たり前じゃん」
「そう。当たり前なのよ。
だから私も当たり前の様に信じてるわ
だからこうして自由だし」
SG「自分が自由人なの自覚してるんだな」
「あとは自分が良ければ全てはいいの。
今作ってる音楽も
ユンギは楽しくないの？」
SG「そんな訳ない」
「でしょ？
結局はユンギも同じよ
自分がいいと思った音楽を作って完成させ
それをアミの皆が聞いていいと思う
自分がかっこいいと思うパフォーマンスをして
それをアミの皆がかっこいいと思う。
これが私の快感なのよ」
｢自分がよくもないのに音楽を作っても
そんなの誰も楽しくないしかっこよくない｣と
続け様に言うAの理論に納得をする俺。
何、音楽家って自己中であれって事か？
なんだろう、俺の座右の銘も
｢自分が良ければ全て良し｣になりそうなんだが…
はぁ
自分が全てか…
SG「やっぱムカつく」
「ソクジンおっぱに言いつけられたい？
それともナムジュンがいい？
ユンギに悪口言われたって」
SG「……」
「それともPDさんにも一応言っとく？」
SG「PDにも何気に悪口に近い事言われてるだろ」
「そうねぇあの人絶対私の事
問題児って呼んでそうだもん」
SG「大いに当たってそう」
「なんで問題児なのか
全くもって検討も付かないのだけど」
SG「その無自覚さは尊敬したくないな」
「私は問題児じゃないわ？
自由に音楽を作ってるだけ」
SG「はいはいそうだな」
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作者名：RIKU
| 作成日時：2020年3月14日 18時
