CHERI E 271 ページ21
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ﾘｱ｢消えてなくなりたいんなら消えればいい。
悲しむ人がいないと決めるんだったら
一度死んで確かめてみたら？
本当に悲しむ人がいないかどうか。
まぁ、それを知ると戻れない事の後悔が大きいけどね｣
ｼﾞｱﾝ｢ｯｯ｣
ﾘｱ｢私に殺される？
それとも自分で自分を殺す？
ねぇどっちがいいかな？
ふふㅎㅎ｣
ｼﾞｱﾝ｢狂ってるｯｯ｣
ﾘｱ｢あら今更？あはははｯㅎㅎ
今に始まった事じゃないでしょ？
私よりも人殺しの癖に｣
ｼﾞｱﾝ｢なっ｣
現代社会におけるこの時代を題材にしたドラマ
人は簡単に人々を殺しまくる殺し屋で
肉体を殺す殺し屋よりもタチが悪い。
全て滅茶苦茶だけど
それでも、こんな先生がいたらって
心のどこかで昔の自分が映し出す。
ｼﾞｱﾝ｢誰も見てくれないじゃない!!!
私はｯ！わたしはっ…
苦しくてもっ！
辛くてもっ！
頼りたくてもっ！
話したくてもｯｯ…
信じてたくてもっ
ムリなのっ｣
ﾘｱ｢…｣
ｼﾞｱﾝ｢あなたに分かるはずがないわっ！
極悪非道な殺人者になんて！｣
ﾘｱ｢まぁ、其れを感じた事がないから分からないわね｣
ｼﾞｱﾝ｢でしょうね！｣
ﾘｱ｢だから羨ましいわ｣
｢｢ は？ ｣｣
ﾘｱ｢私は高校なんて行ってない。
元からこういうのを仕事してるし
だから誰も信用しない｣
ｼﾞｱﾝ｢ｯｯ｣
ﾘｱ｢じゃあどうやって生きてたか？
私の三拍子は3つ
お金、自分、お金｣
ｼﾞｱﾝ｢2つじゃないっ｣
ﾘｱ｢あら立派な3つよ？
1つ目のお金は自分が生きてく上で必要なお金。
そうねぇ、衣食住のお金ね。
2つ目のお金は依頼料。
お金さえあれば私は誰だって殺す｣
ｼﾞｱﾝ｢依頼人は信用しないの？｣
ﾘｱ｢言ったじゃない。信じるのはお金と自分とお金。
苦しくても辛くても頼りたくても
話したくても信じたくても辛いのは全部自分
辛いんだったら捨てればいいじゃない。そんなの
ただの苦しいだけなんだから
そんなの自分への損害でしょ？
人間としての利益は
自分がいかに楽なのかよ｣
ｼﾞｱﾝ｢楽…｣
ﾘｱ｢貴方別にマゾヒストじゃないでしょ？｣
ｼﾞｱﾝ｢あっ！当たり前じゃない！｣
ﾘｱ｢だったら辞めなさい。
そうやって自分を自分で痛みつけるの
そんなのただのマゾがやるだけよ｣
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作者名：RIKU
| 作成日時：2020年3月14日 18時
