CHERI E 264 ページ14
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「……」
HS「……」
「ホソク、手を退けて」
HS「ダメですよ。絶対だめですよ。」
「嫌だ!描きたい!
私好みの靴のデザインにしたい!!」
HS「そんな事したら買取になりますから!
それに勝手にデザイン変えないでください!
ガチで怒られる!
マジで怒られるから!」
「ホソクー!ペンを!手を!」
「「 はぁ、はぁ、はぁ…ッ 」」
HS「水性ペンならまだしもォ"ッ
油性ペンなのがもっとタチ悪い"っ」
「そこにあったのが油性ペンだったの」
HS「はぁ」
何でか分からないけど
この人の性癖って何かとタチ悪い気がする
何処でもかしこでもゲームはするわ
ゲームをしてない時は落書きしてるわで
本当に、はぁ…
いらない紙貰っては
何処から取り出したのか分からないペンで
ゲームが出来ない小時間をそれで補ってる。
別にそれはいいんだけど
台本とかさ落書きしてはいけない紙とか
そういうのに時々落書きしてるからね。
んで怒られるっていう。
ほんっっとうに
中身小学生。
HS「ぬな!これに落書きはダメ!」
「……」
HS「返事は!?」
「ホソクー」
HS「はぁ、…何ですか?」
「お母さんみたい」
HS「俺がお母さんなら
落書きしまくる娘なんて
傍に落書きできる物は取り上げてますけどね」
「うわぁ
アーリャよりもしっかりしてる」
HS「確かに」
人の親をとやかく言われる立場の人間ではないけど
アーリャもヴィーチャも娘に甘い気がする。
放任主義の2人なのに
まぁでも
娘のやりたい事はやらせる2人って優しいし
そのお陰でこうして活動出来てるわけだし
感謝の気持ちもちゃんとある。
あるけど
「留学は自分の意思じゃないよ?」
HS「えぇ、そうなんですか?」
「だって、ゲーム買いに行ったモールに
お母さんとお父さんがスーツケース持って来て
そのまま空港に行って韓国に来たからね」
HS「うわぁ…」
「小学生の頃に行った留学は
完全なる私の意思だったけどね。」
HS「あぁ…まぁでも
そのお陰で今がありますし
結果オーライですね!」
「だね!その結果オーライ記念に
この靴をデザインしよう!」
HS「そうですね!ってなんないから!」
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作者名:RIKU | 作成日時:2020年3月14日 18時