CHERI E 113 ページ13
・
「ねぇ、私にも見せてよ
貴方の好きな狂った姿、
私にも見せてくれない？ㅎㅎ」
犯人に対して狂気的な笑みを浮かべて
精神状態を可笑しくさせる様な
「早く見せてよ
どんな風にして殺して
どんな風に声を荒らげたか
どんな表情をしてました？
苦しみ悶え、口からは涎が垂れ
目は虚ろに淫らな顔をして
そして
貴方の言う狂った様な素敵な素敵な表情
あぁ、私も見て見たいわぁ、」
「うわぁああああああああぁぁぁっっ！！」
「今度は、貴方がなる番
たーっぷり、楽しみましょ？」
等々犯人が狂いだした
額からは汗が沢山出て
目が少し虚ろ気味
髪の毛を乱雑にして
取調室で発狂
「おれを、ころしてくれっ」
「ん？」
「おれをっ、早くｯ
こんな地獄の様な所から、早くｯ」
「……ふふㅎㅎ殺す？そうねぇ」
「情報は洗いざらい吐いたｯ
だから、早くｯ
約束通り俺を死刑にっ！」
「ふはっㅎㅎ」
「ｯ？」
「なーに馬鹿なことを仰ってるの？
判決を決めるのは私ではなく裁判官
裁くのも下すのも私の仕事じゃないわ」
「なっ！話が違うじゃないか！」
「ちゃんと聞いてなかった？
死刑にしてあげるとは言ったけど
誰も私がするとは言ってない
言葉をちゃんと聞かないなんて馬鹿ね
ちゃんと小学校から通ったのかしら
教わらなかった？
"人の話はちゃんと聞きましょう"、と。
死に急ぎさんにここで嬉しい朗報です
貴方は無期懲役
精々楽しみましょ？死ぬ迄のひと時を」
悪魔は笑った
高らかに
時に人を欺いて
嫌がる事をやる
ぬなは銀色の髪の毛を靡かせて
苦しみ悶える犯人を見ながら
まるで、お腹が痛くなる程笑ってる
JK「何か、本物の悪魔に見えてきた…」
JM「俺も」
TH「じゃんけんは良かったんだけどね」
ドラマのシーンで
誰が取調べをするかをじゃんけんで決めた
其のシーン迄は良かったんだ、本当に。
無言でじゃんけんして勝ったぬなは喜んで
負けた人は落ち込んでた
そこは面白かったんだけど
この取調べのシーンになった瞬間の狂気感
デビューしてまだ短い中舞い込んだ
ぬなの女優としての仕事
初めての演技としては凄く惹き込まれる
「あ、」
「やっべ」
「課長さーん」
「あー！買ってきます！今すぐに買ってきます
なのでこの間の事は言わないでくださいぃ」
「ふふㅎㅎはーやーく
行っらっしゃい」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 192人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：RIKU
| 作成日時：2019年6月13日 23時
