CHERI E 102 ページ2
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ドアを開ければ
ややまだきれいに乾ききってない髪で
パソコンに向かってるAの後ろ姿
いつも通り、Aのベッドに寝転ぶ
やっぱりいい寝心地
空気をたっぷり吸い込んで膨れた布団
押し潰すかのように押して離せば
ゆっくりと元に戻るぐらいふわふわしてる
やる気をなくすソファーがあるように
やる気をなくす布団がこれだ
寝っ転がって目を開けていたのに
再び夢の中へと誘うかのように
また再び不可抗力に負けて瞼が閉じていく
にゃー
のを阻止するかのように俺の腹に乗る白猫
つい最近Aが飼い始めた真っ白な猫
それと俺の伸ばされた右腕が指す所に針鼠
まだ寝ているのか横に倒されたカップの中にいる
微かながらに呼吸に合わせて
針が上下に動いている
「珍しいねー」
SG「お前の猫が乗らなければ寝てた」
「ふふㅎㅎ二度寝の阻止防止してくれるのね」
SG「教えこんだのか？」
「ううんー、私は何も教えてない」
SG「先ず二度寝しねーもんな」
「そうねー。あ、強いと言うなら
貴方のためじゃない？」
SG「嬉しくねぇー」
未だに俺の腹の上に乗ってるし
何なら此奴が寝ようとしている
おい、俺の二度寝阻止してきたくせして
お前は俺の腹の上で寝るのかよ
薄情な猫だな
その顔が物語ってるよ
お前はこれから仕事だろ？
俺は寝れるんだいいだろー
何て、腹ん中で絶対思ってそう
「はーい」
JN「入るよー」
「はーい」
JN「おはよって、
うわぁー今日の天気晴れって言ってたけど
崩れないかなー」
SG「そんなに降らせたいなら降らせます？」
JN「嘘だってㅋㅋそれにそんな能力ないでしょ
それにしても珍しいね、ユンギが起きてるなんて」
SG「此奴のお陰ですよ」
JN「其れは有難いね
白猫ちゃんに感謝しなきゃ」
にゃー
感謝か、確かにしないとな
最近では俺にまでエアーホーンを使用始め
俺を五月蝿く爽快なラッパ音で起こす
無類のゲーマーに比べれば優しい方だな
其れに置いてけぼりにして
マネひょんに怒られることも無いし
JN「珈琲出来てるけど来る？」
「あー、行きまーす」
SG「俺も行きます」
JN「分かった。
あ、A宜しくね」
「はーい」
部屋を出る前に所持する2つのエアーホーン
成程、ひと部屋に付き一つか
そんでもってガムテープで押す部分を固定して
部屋に投付ける
うわぁー、悲惨
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作者名：RIKU
| 作成日時：2019年6月13日 23時
