鷹 13 ページ13
L 6
源田「よ」
甲斐「よぉー笑」
源田「昨日今日の試合だけど、
やっぱ移動ってやだね」
甲斐「やだねって笑
まぁ、そこそこ距離はあるもんねぇ…」
源田「これが三十路の性ってやつなんだろうかねぇ」
甲斐「どうだろうねぇ…笑」
まぁ、人にもよるんだろうけどなぁ。来た時は端の北九州迄移動して、次は戻る様に海沿いに中の方へとまた戻る。それがなんとも、30の体には少しばかりの衰えを感じる。
だがしかし、野球をする体力はそこそこある。昨日もホークスとの試合だったけど、無事勝てたし。
源田「あ」
甲斐「んー?」
源田「あの子でしょ、今話題のイケメンカメラマン」
甲斐「イケメンカメラマン?笑
鷹の美人さんっての何かトレンドに載ってたけど」
源田「イケメンカメラマンも載ってなかった?」
甲斐「そうだったっけ?
呼ぼうか?なんなら撮ってもらう?」
源田「お、じゃあお願いしようかな笑」
甲斐「よいちゃーん!」
よいって言うのかな?ファンの子が撮った写真では、顔なんて見えないものだったし、ホークスの広報だから俺達とは顔合わせなんて無いだろうし。
でも、何か…あれ?
源田「身長高くない?」
甲斐「まぁ、高身長イケメンだよ」
源田「そうなの?て言うかよいちゃんって呼んでるの?」
甲斐「うん。宵宮Aちゃん。
ここのバイトして、今年の新卒で正社員になった子。
あ、よいちゃん!こっちこっち」
「源田選手といらっしゃってたんですね」
甲斐「うん。撮って撮って」
「分かりました」
数枚撮って後に見せてくれたけど、うん、いい笑顔。て言うか、写真よりも、身長差にそう大差が無いのに気になる。え、待って?身長高くない?凄いなぁ、最近の子って。
それに、拓也がカメラ取っちゃったから一緒に色々見てるけど、選手との目線の高さが同じだからか、撮る人によって写真の写り方って違うんだなって改めて思う。
あ、今目合った。けど、帽子深く被られちゃった…。恥ずかしがり屋なのかな。
甲斐「よいちゃん、この写真欲しい」
「後でDMの方に送っておきますね」
甲斐「頼んだ!笑」
源田「俺もその写真欲しいな」
「では、西武ライオンズさんの公式の方に送っておきますね」
甲斐「そんな回りくどくしなくても、俺が送っとくよ笑」
「ありがとうございます」
甲斐「いーえー笑」
源田「宵宮さんって、身長幾つ?」
「え…175です」
甲斐「あれ?それ位だっけ?もっとなかった?」
「この間測ったら75でした」
甲斐「まぁ、時間帯によって変わるらしいからね」
「らしいですね」
#思ったより高かった(源田)
・
775人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「プロ野球」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:RIKU | 作成日時:2023年7月11日 2時